お部屋の雰囲気を左右するのは、インテリアのテイストです。
引っ越しや模様替えの際には、どんなテイストに仕上げようか迷ってしまいますよね。
今回は部屋づくりの基本である、インテリアスタイルの種類について徹底解説します。
お部屋のテイストを統一することでワンランク上のおしゃれな空間を演出できますよ。
■ 目次
インテリアのテイストとはインテリアのテイスト7選
・北欧スタイル
・モダン
・ナチュラル
・インダストリアル
・レトロ
・ヴィンテージ
・アメリカン
インテリアスタイルを統一させておしゃれ空間を目指そう
インテリアのテイストとは
時代の影響を受けたテイストでは、その時代のブームや歴史から影響を受けた特徴が現れ、美術様式に影響されたデザインなどが特徴的です。
地域に影響されたインテリアでは、その土地ならではの風土や気候が反映された、ライフスタイルを感じられる仕上がりになります。
インテリアのテイスト7選
今回は定番のスタイルを7つピックアップしました。自分好みのテイストを見つけてくださいね。
北欧スタイル
長年支持を受け続けている北欧スタイル。北欧とは、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドなどのこと。北欧の寒さは有名で、極夜と呼ばれる太陽が昇らない日もあります。
寒さに耐えるため、北欧の人々は家の中で過ごすことが多く、快適な住居づくりに余念がありません。
シンプルかつ温かみを感じるデザインの北欧インテリアは飽きのこないベーシックなものも多いのが特徴。
皆さんご存知の「IKEA」は代表的な北欧家具ブランドです。
北欧スタイルのダイニングではシンプルな色使いのソファに、クッションで彩りを添えるのがおすすめ。
クッションのカラーで気軽にお部屋の雰囲気を変えられますよ。
お部屋の中心に配置するのは、木材を使用した無垢な印象のテーブルが良いでしょう。
ベットルームには自然や植物をモチーフにした大胆な柄がよく合います。
モダン
ダイニングではレザー素材のソファを置くのがモダンスタイルを引き立てます。洗練された印象の本皮のハイバックソファは、モダンスタイルの王道と言えるでしょう。
石部奈々美さんのアートワークである「with ink5」はモダンなインテリアに馴染むブラックを基調としたデザイン。モダンインテリアはアートとの相性も◎
ベットルームは無彩色カラーでコーディネートするのがおすすめ。落ち着いた雰囲気で、大人の空間を演出できます。差し色として使用するのは、赤などの原色カラー。無彩色との緩急でバランス感をもたせましょう。
ナチュラル
ダイニングはファブリック素材のソファーを置くのがおすすめ。色合いはトーンを落とした淡いカラーのものがナチュラルテイストとよく馴染みます。アームやフレーム部分は柔らかい印象のウッドデザインのものだと、なお良いでしょう。ダイニングテーブルは木製で統一し、木の素材そのものを味わえるデザインが人気です。
ダイニング同様、ベットルームも原色は避け、ナチュラルな色合いの寝具で統一感をもたせましょう。アースカラーや暖色系で揃えると温かみが強調されます。
インダストリアル
インダストリアルも、モダンテイスト同様に男性人気の高いシンプルで無骨なデザインです。そもそもインダストリアルとは「工業的」という意味。建築素材をそのまま使用したり、むき出しのままデザインとして取り入れる男らしいスタイルです。
ダイニングはブラック、ブラウンなどのカラーを中心にコーディネートするのがおすすめ。壁をコンクリートの打ちっぱなしにしたり、塗りムラや荒削りな部分も演出の一部にしましょう。照明は特にインダストリアル感を強められる部分です。裸電球のペンダントライトなどは、より無骨な印象を高めてくれますよ。
ベットルームは無彩色をベースに、落ち着いた雰囲気で統一しましょう。ローベッドはインダストスタイルを邪魔せず、男らしい空間づくりに最適です。
ソファに置いても、ベット周りに置いても活躍するクッション。インダストリアルテイストのインテリアにおすすめのクッションカバーは、Jun Yasuiさんの「THAT ARE 2019_1」です。落ち着いた色合いが無機質なインテリアとマッチしますよ。
レトロ
根強い人気を誇るインテリアデザインにレトロテイストがあります。レトロという言葉は、懐古趣味という意味で使われています。実家を思い出すような、なんだか懐かしい落ち着いた空間を演出できます。レトロデザインの家造りには和室など、温かみを感じる空間があるとなお◎です。
レトロスタイルなダイニングにはシックなトーンのテーブルを置くのがおすすめ。まん丸なちゃぶ台テーブルは、レトロスタイルそのものとも言えるでしょう。あえてソファはおかず、座布団などでロースタイルを貫くとより古き良き日本らしい印象に。使用する食器や家電もレトロスタイルのもので統一すると、より雰囲気がでます。
レトロポップを彷彿とさせるカラフルなアイテムを取り入れるのもおすすめ。前田裕さんのアートワーク「Untitled」は目を引くカラーです。
また、ベットルームは敷布団を敷いた和風スタイルが良いでしょう。寝具も古き良き日本を感じる白を基調としたシンプルなもので揃えるのが粋ですね。
ヴィンテージ
ヴィンテージデザインとは「年代物」という意味です。古くて価値のある、時間を重ねてより味わい深くなったアイテムを用いた上級者向けのインテリアです。重厚感のある家具を使用することで、よりクラシカルな雰囲気を高めることができます。色合いはダークトーンで統一するのがおすすめ。素材はヴィンテージを感じられるようなユーズドっぽさのある物を選びましょう。
ダイニングには懐かしさを感じる、流行に左右されないデザインのカウチソファなどがよく合います。使い込まれた本革の素材は、よりヴィンテージな価値を高めてくれます。
また、ヴィンテージの素材感と、フレッシュな観葉植物の相性は◎!ダークトーンで統一した部屋の差し色としてフレッシュなグリーンを置くのも良いでしょう。
ベットルームはクラシカルな柄など、ヴィンテージライクなものをチョイスしましょう。ベロア素材などは、重厚感があり一気にヴィンテージ感を増してくれるアイテムです。
温かみと高級感を兼ね備えたウール素材も、ヴィンテージテイストとよくマッチします。おくまゆみさんデザインのウールを30%使用したブランケット「白い鳥」は、印象的なアイテム。お部屋に気軽におけるアート作品です。
アメリカン
アメリカンインテリアはその名の通りアメリカっぽいスタイルのこと。アメリカと言っても年代ごとにさまざまなテイストがあります。レトロポップでカラフルなダイナースタイルや、カントリー調の優しげなアメリカンスタイル。デニム素材やアーミー感を取り入れたアメリカンヴィンテージスタイル。この他にも西海岸スタイルやカリフォルニアテイストなどがあります。
アメリカンスタイルのダイニングルームで欠かせないのが、アメリカ国旗です。空間のワンポイントとして置くだけでも、存在感がありアメリカンテイストを強調することができますよ。
ベットルームのリネンにアメリカ国旗のデザインを取り入れるのも良いでしょう。
また、赤や黄色といった大胆なカラーはダイナースタイルにぴったり。岡本寿さんのアートワーク「黄色な壁」は、黄色が印象的なリネンランチョンマット。ダイニングテーブルの上まで、抜かりなく彩りましょう。
インテリアスタイルを統一させておしゃれ空間を目指そう
インテリアのスタイルはその人のセンスが光る部分です。北欧スタイルやモダン、ナチュラルなどさまざまなテイストがありますが、ポイントは統一感を持たせること。イメージを統一してインテリアを選ぶことで、ハズレのないおしゃれな空間に仕上がりますよ。