FAVORRIC編集者
2024-09-28
クッションの中身はどれがいい?中材の特徴について解説します!
クッションは、椅子やソファの上に置き、座る時に敷くためだけではなく、リクライニングの調整に使ったり、肘置きにしたり、枕に使ったりとリラックスしたい時に欠かせないアイテムです。体の緊張を解してくれるアイテムだからこそ、クッションの柔らかさにはこだわりたいという方も多いでしょう。
クッションは、主に椅子の座り心地をよくしたり、ソファの背もたれをサポートしたりするために使用されます。あなたに合ったクッションを探すには、中身の素材選びも大切です。とはいえ、クッションの中身にどのような違いがあるか、よく分からないという方もいると思います。
クッションの中身に使われる素材はどのようなものがあるのか、そして素材によってどのような特徴があるのか、詳しく解説します!
目次
- ポリエステルわた
- スモールフェザー
- マイクロファイバー
- マイクロビーズ
- 高反発ウレタン
- 低反発ウレタン
- 好みのクッションの中身を見つけて、居心地のいいお部屋づくりを
ポリエステルわた
内容 | 詳細 |
---|---|
素材 | ポリエステル繊維を綿(わた)状に加工したもの。 |
特徴 | 軽量でふわふわとした弾力性があり、通気性が高い。一般的にクッション・枕・ぬいぐるみなどの中綿に使われることが多い。 |
お手入れ方法 | 丸洗いOKのものが多い。 |
メリット | ・ダニやホコリが発生しにくい ・丸洗い可能なものが多く清潔が保ちやすい ・安価で購入しやすい |
デメリット | ・使っていると柔らかさがなくなり、ヘタってしまう。補充などのメンテナンスはできない場合が多い |
化学繊維であるポリエステル繊維を綿(わた)状に加工したもの。ダニなどの虫は発生しにくく、また丸洗い可能のものも多いので、衛生的にケアしやすい中材です。ただし、商品によっては丸洗いNGのものもあるため、タグなどで洗濯表示を確認するようにしてください。
ポリエステル綿(わた)は、手作業でクッションに入れるとダマになりやすく、ボコボコして触り心地が悪くなるため、機械で空気と一緒に吹き込んで中材を入れます。そのため、ヘタってきたら補充が難しく、できても元通りの手触りにならないというデメリットがあります。しかし安価というメリットがあるため、ヘタってきたと感じたら買い替えをおすすめします。
スモールフェザー
内容 | 詳細 |
---|---|
素材 | 鳥のお腹あたりの小さく柔らかい羽根。 |
特徴 | 軽量で、体を包みこんでくれるような弾力性と柔らかさが特徴。 |
お手入れ方法 | 丸洗いOKのものとNGのものがあるので、要確認。 |
メリット | ・中身が偏り型崩れしやすいが、軽く叩くなどして空気を含ませれば元に戻る |
デメリット | ・中身の羽根が出てくることがある ・動物性の天然素材なので、湿気をためやすく独特な匂いを感じることがある |
スモールフェザーは、鳥のお腹あたりの小さく柔らかい羽根で、6.5cm以下のサイズのもののことをいいます。羽根の芯が小さいので、ごわごわせず柔らかく体を包みこんでくれるような感触のクッションです。
天然素材のため吸湿性があり、動物性の臭気を発しやすいのがデメリットですが、こまめに天日干しして湿気を飛ばすことで、ふんわりした感触を維持し匂いも気にならなくなるでしょう。また、柔らかい分ヘタりやすい特徴がありますが、空気を含ませるよう軽く叩いて形を整えるようにしてあげれば、簡単に元の形に戻る点がメリットです。
マイクロファイバー
内容 | 詳細 |
---|---|
素材 | ポリエステルやナイロンなどの化学繊維。 |
特徴 | ハリと弾力性があり、もっちりとしたフェザーに似た感触が特徴。吸水性と速乾性が高い。 |
お手入れ方法 | 丸洗いOKのものが多い。 |
メリット | ・ダニやホコリが発生しにくい ・丸洗い可能なものが多く清潔が保ちやすい ・ヘタりにくく、型くずれしても軽く叩いて空気を含ませれば元に戻る |
デメリット | ・熱に弱い素材のため、乾燥機や直射日光には注意が必要 |
ハリと弾力性が高く、フェザーのような感触という特徴があります。動物性の天然素材だとダニや匂いが心配ですが、フェザーのような柔らかさは好きという方におすすめの素材です。
マイクロファイバーは、髪の毛の100分の1という細さの超極細繊維のために、熱に弱いという特性があります。丸洗いできる場合が多いですが、乾かす時には乾燥機や直射日光など、温度が上がりやすい環境は避けるようにしましょう。
マイクロビーズ
内容 | 詳細 |
---|---|
素材 | プラスチック製の極小ビーズ。 |
特徴 | 軽量で、ビーズが流動的にクッションの形を変えて、体を包み込むようにフィットする。 |
お手入れ方法 | 丸洗いOKのものが多い。 |
メリット | ・丸洗い可能なものが多く清潔が保ちやすい ・ヘタりづらく、ヘタってきても中身を補充できるものが多い |
デメリット | ・湿度と熱をためやすい ・熱に弱い素材のため、乾燥機には注意が必要 |
「人をダメにするソファ」として人気のマイクロビーズクッション。細かいビーズが自由に動くことで、体を包みこんでくれるような独特の使い心地が特徴です。
プラスチック製で丸洗い可能なものが多いですが、熱には弱い特性があります。乾燥機などの高温になるものの使用は避け、天日干しなどで乾かすようにしましょう。
長く使ううちにヘタってくる場合がありますが、中身のほうがヘタっている場合は自分でマイクロビーズを補充できるものもあります。
高反発ウレタン
内容 | 詳細 |
---|---|
素材 | プラスチック素材の一種(ポリウレタン)で、高反発ウレタンは硬質で反発力が高いもの。 |
特徴 | 反発力が高く、体の接地面に対して圧力を分散して受け止め、長時間使っても疲れづらい。 |
お手入れ方法 | 丸洗いNG。陰干しや除菌スプレーで。 |
メリット | ・長時間使っていても疲れづらく、理想的な姿勢を保ちやすい ・ヘタりづらい |
デメリット | ・丸洗いができず、衛生面で手入れがしづらい |
硬めのクッションが好みの人、姿勢の矯正ができるクッションが欲しいと考えている人に向いているのが高反発ウレタンのクッションです。固く反発力が高いため、ヘタりづらいというメリットがあります。
しかし、ウレタンは水洗いができないのがデメリットになります。なぜなら、ウレタンはスポンジ状になっていて吸水性が高い上に、水を逃さず溜め込みやすい構造になっていて乾きづらいからです。また、水で化学反応を起こし、もろくなる性質があります。衛生面で気になるという場合は、陰干ししたり除菌スプレーを使うなどして清潔を保つようにしましょう。
低反発ウレタン
内容 | 詳細 |
---|---|
素材 | プラスチック素材の一種(ポリウレタン)で、低反発ウレタンは軟質で反発力が低いもの。 |
特徴 | 反発力が低く、体の形に合わせて沈み込み、包み込むような使い心地が特徴。 |
お手入れ方法 | 丸洗いNG。陰干しや除菌スプレーで。中には水洗い可能なものもあるが、確認は必要。 |
メリット | ・長時間使っていても疲れづらく、理想的な姿勢を保ちやすい ・ヘタりづらい |
デメリット | ・基本的に丸洗いができず、衛生面で手入れがしづらい |
総合的な性質としては高反発ウレタンと一緒ですが、低反発ウレタンは名前のとおり反発力が低いという違いがあります。反発力が低いため、使うと体との接地面が体の形に合わせてゆっくり沈み込み、体を包み込むように形が変わります。体の重みを平均的に受け止めてくれるため、無理なく長時間使いやすいクッションです。
低反発ウレタンのクッションは、基本的には洗濯不可ですが、中には水洗いができるものもあります。基本的にウレタン製のクッションは水で化学反応を起こしてもろくなる性質を持っているため、事前に必ずタグなどで、お手入れ方法を確認するようにしましょう。
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好みのクッションの中身を見つけて、居心地のいいお部屋づくりを
クッションの中身の素材によって、使い心地やお手入れ方法などは思った以上に大きく違うものです。目的や好みに合わせて使い分け、居心地のいいお部屋づくりを実現しませんか?
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FAVORRIC編集者
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