FAVORRIC編集者

2024-08-28

パイル生地とは?特徴や取扱上の注意点、洗い方を解説します!


パイル生地とは

柔らかい肌触りと特徴的な質感が魅力の《パイル生地》
パイルと言えば、タオルをイメージする方が多いのではないでしょうか?

しかし、パイル生地はタオル以外にも、私たちの身の回りにあるさまざまな製品に使われています。

今回はパイル生地の特徴や取り扱いの注意点、洗い方について解説します。
お持ちのパイル製品を長く使い続けたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

  • パイルとはどんな生地?
  • パイルとは
  • パイルの特徴
  • パイルの取り扱い上の注意点
  • パイル生地の洗濯方法
  • パイル生地の柔らかさを長持ちさせよう

パイルとはどんな生地?

パイルとは

パイルとは、生地の織り方の一種で、主に表面にループ状の糸が織り込まれた生地を指します。
パイルが長いほど、弾力性のあるふっくらとした質感が生まれ、柔らかい肌触りになるのが特徴です。

さらに、パイルのループが水分をからめ取ってくれるので、高い吸水性を発揮します。
日常的に使用するタオルなどは、パイル生地で作られているものが一般的です。

その他、部屋着やベビー用の衣類などにも多く採用されています。

パイルとは

パイルとは

パイルには、ループ状になった《ループパイル》とループをカットした《カットパイル》の2種類に分類できます。
ここではパイルの違いについて解説します。

ループパイル

ループパイル

ループパイルとは、生地の表面に織り込まれたループ状の糸を、そのまま残したパイル生地のことです。

ループ状の糸が均一に並ぶことで、柔らかさと優れたクッション性を作り出します。
また、ループパイルは、糸がカットされていないため、糸がほつれにくく耐久性の高い生地です。

タオルやラグなど、摩擦の多いアイテムには、ループパイルが適しています。

カットパイル

カットパイル

カットパイルは、ループパイルをカットして仕上げたものです。

生地表面の凸凹が少なく、なめらかな肌触りが特徴。
ベルベットやコーデュロイなどのように、高級感のある光沢を楽しめます。

カットパイルは、見た目の美しさや肌触りが魅力のため、家具の張地や衣類などに採用されています。

タオルとパイルの違い

パイル生地とタオル生地の違い

パイル生地とタオル生地は、どちらも似たような印象を持っていますが、分類されるカテゴリーは明確に異なります。

パイル生地は、ループパイルやカットパイルでできた生地の総称です。

パイルの長さや密度によって、表情が幅広く変化するため、さまざまなバリエーションの製品を展開。
タオルをはじめ、ラグやカーテン、衣類など、日常的に使用する多くのアイテムに利用されています。

一方 タオル生地は、吸水性を目的とした生地です。

素材はコットンやポリエステルなどが中心で、吸水性と速乾性を重視し、水分を効果的に吸収するために設計されています。

タオル生地は、もちろんパイル生地でも作られていますが、他にもワッフル生地やガーゼ生地、無撚糸などの種類がある点が特徴。
タオルやハンカチなどを中心に、水分を吸収するための製品に使用されます。

パイルの特徴

パイルの特徴

パイル生地は、他の生地とは異なった独特の構造が魅力です。
ここではパイル生地の特徴について解説します。

柔らかい肌触り

肌触りが柔らかい

パイル生地は、柔らかい肌触りが特徴です。
ふっくらとした厚みは、肌に触れるとふんわり包み込んでくれます。

肌触りは、パイルの長さによって変化します。
パイルが長い方がふっくらとした質感となり、パイルが短いと硬く感じられるでしょう。

吸水性に優れている

パイル生地は、肌に触れる面積が広いため、水分をしっかり吸収します。

タオルを選ぶ場合は、毛足が長く、密度の高いパイルを選び、コットンやポリエステルなどの素材を選ぶと効果的。
体全体を拭き取る際も、肌を擦る必要がなく、肌に密着させるだけで水分を吸収してくれます。

通年使える

弾力性がある

パイル生地は、糸が密集して作られているため、弾力性を感じられます。

カーペットなどに用いると、足触りが良く、素足で歩いても快適です。
特にループパイルは耐久性が高いため、体重をかけてもパイルがつぶれず、復元性に優れています。

1年中使える

パイル生地は、季節を問わず使える点が魅力です。

冬の寒い時期には、パイル糸同士の隙間にできる空気の層によって、高い保温性を維持。
断熱効果が生まれ、温かさを保ってくれます。

夏には、パイルが汗や湿気を吸収するため、さらっとした使い心地です。
通気性もよく、ベタつきが残りません。

用途や季節に合わせて、生地の素材や厚みを変えれば、より快適に使用できるでしょう。

パイルの取り扱い上の注意点

パイルの取り扱い

機能性の高いパイル生地ですが、取り扱いには注意が必要です。
大切に扱うことで、長くきれいな状態を維持できます。

抜けや毛玉ができる

パイル抜け

ループパイルは、爪やアクセサリーなどで糸を引っ掛けてしまうことがあります。
糸のほつれやパイルが抜けてしまうケースがあるため、注意しましょう。

糸がほつれてしまった場合は、無理に引き抜こうとせず、ハサミでカットしてください。

毛玉ができやすい

パイル製品によっては、摩擦によって毛玉ができる場合があります。

特にウール製のカーペットなどは、長期間使用すると、歩行の摩擦で遊び毛が出やすい繊維です。
毛玉を放置しておくと見栄えが悪くなるので、定期的に毛玉カッターなどを使用しましょう。

ハサミでカットするよりもループを傷めることなく綺麗に取り除けます。

埃が出やすい

毛羽立ちや繊維の埃が出やすい

パイル生地は、たくさんの糸を織って作られているため、毛羽立ちや繊維の埃が出やすい性質があります。

特に使い始めは、パイルの中に埋もれていた繊維が落ちてきやすく、気になるケースも考えられるでしょう。
このような場合は、他の素材と分けて洗濯をすると、繊維が他の衣類につかずに洗えます。

乾燥に時間がかかる

パイル生地は、厚みがあるほど繊維に水分を含むため、乾燥に時間がかかります。
梅雨時期や冬の季節は、生乾きの状態が長くならないように注意しましょう。

乾燥機をうまく活用して素早く乾燥させると、雑菌の繁殖を抑えつつ、ふんわりとした仕上がりになります。

パイル生地の洗濯方法

パイルの洗濯方法

パイル生地の柔らかさや吸水性を維持するには、正しい洗濯を行いましょう。
ここでは、パイル生地の洗濯方法について解説します。

パイルの洗い方

洗い方

パイル生地を洗濯する前に、洗濯表示を確認するようにしてください。
製品ごとに記載された注意点を守ってお手入れしましょう。

液体洗剤を使う

パイル生地を洗濯する際は、液体洗剤がおすすめです。

粉末洗剤は水に溶け切らず、石鹸カスがパイルに残ってしまう可能性が考えられます。
ごわつきや肌荒れなどの原因に繋がるため、水に溶けやすい洗剤を使用しましょう。

たっぷりの水で洗う

パイル生地を洗う際は、たっぷりの水に泳がせるように洗うのがポイントです。
パイルが水の中で立ち上がり、奥に入りこんだ汚れまで、しっかり洗い落としてくれます。

また、洗濯機の中に他の衣類を詰め込みすぎず、ゆとりを持たせることも大切です。
生地同士の摩擦を抑え、ほつれなどの原因を防いでくれるでしょう。

衣類のフックなどがループに引っかからないように、製品によっては洗濯ネットに入れて洗う方法もおすすめです。

脱水後に放置しない

洗濯機の脱水は強い圧力が加わり、パイルがつぶれた状態になっています。
圧縮されたまま放置すると、パイルが元に戻りにくくなるため、すぐに干すようにしてください。

パイルの乾かし方

乾かし方

パイル生地を干す際は、上下に数回振って、パイルを立ち上げさせるのがポイントです。
パイルがつぶれた状態で乾燥させると、生地がごわつき、ふんわりした肌触りが損なわれてしまいます。

また、乾燥機不可の洗濯表示がなければ、乾燥機で乾かす方法もおすすめです。
パイルが立ち上がり、ふっくらとした仕上がりになります。

パイル生地の柔らかさを長持ちさせよう

パイル生地は、柔らかい肌触りや弾力、高い吸水性が特長の生地です。

しかしメンテナンス方法を誤ると、パイルの良さを発揮できません。
正しい洗濯方法なら、パイルを傷めることなく、ふんわりとした肌触りをキープできます。

パイル製品の特長を理解して、お気に入りのアイテムを長く愛用しましょう。

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フラットサブバッグ

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日傘(晴雨兼用)

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ミトン&鍋敷き

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