FAVORRIC編集者
2024-04-25
基礎から学ぶ!水彩画から油絵まで、絵画の技法と種類について解説します

美術館やギャラリー、またはメディアのアート特集などで目にする絵画作品。
「興味はあるけれど、難しそうだな…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
アートを身近に感じたい方に向けて、ここでは西洋絵画の技法・種類を解説します。
作品例もご紹介しているので、「この絵ってこうやって描かれていたんだ!」などの新たな発見があれば嬉しいです。

目次
- 支持体による分類
- 技法による主な分類
- 種類を知ると絵画がより身近になる!
支持体による分類

「支持体」は、絵具などで彩色されることで作品となるもの。
どの支持体を選ぶかによって、作品は大きく変わります。
特にポピュラーな5種類をご紹介します。


キャンバス
絵画作品の支持体のうち、最もポピュラーなのがキャンバスです。
亜麻や麻の繊維で織られたキャンバス地(帆布)を木枠に貼り、油絵やアクリル画の支持体に使います。
本来「キャンバス」は布地を指しているのですが、現在は木枠に貼って描ける状態になったものを指す場合も多いです。
キャンバスが一般的に使われ始めたのは、15世紀以降のこと。
それまで使われていた木板よりも安価だったため、個人での絵画収集が可能になったといわれています。
作例:クロード・モネ「睡蓮」、フィンセント・ファン・ゴッホ「ひまわり」など

木板
キャンバスが普及するまで、多くの絵画には木板が使われていました。
1枚または複数の木板を組み合わせたパネルを使った絵画は、板絵(パネル絵)と呼ばれています。
板絵は古代ギリシャ・ローマ時代から高級品とされていました。
13~14世紀にはイタリアで盛んに制作されましたが、木板は劣化・腐敗しやすいため現存する作品は多くありません。
板絵に使われた木材の多くは、画家の自宅周辺で採れたものです。
そのため植生によるところが大きく、イタリアではポプラ、北欧・オランダではオーク材がよく使われました。
作例:レオナルド・ダ・ヴィンチ「モナリザ」、サンドロ・ボッティチェリ「春」など

紙
絵画の支持体に使われる紙(洋紙)には、画用紙・水彩紙・クロッキー用紙・ケント紙など多様な種類があります。
製造工程の違いによって、酸性紙・中性紙・無酸紙に分けることもできます。
中性紙・無酸紙は劣化しづらいため、長期保存も可能です。
有名画家のクロッキーやスケッチ・デッサンは、美術館に収蔵されているものもたくさんあります。
画家の制作過程が分かる貴重な資料です。
現代のイラストや絵本・漫画の原画も、紙を支持体としているアートといえます。
技法による主な分類

油絵・水彩画・ペン画など、絵画は技法によっても分けられます。
古くからある技法から最新技術まで、作品例とともにご紹介します。

油絵
油絵は、顔料に植物油を混ぜた「油絵具」を使った絵画。
15世紀前半、ネーデルランド(現オランダ・ベルギー)で登場しました。
当時は画家やその弟子たちが顔料を砕き、油で練って作っていました。
金属製チューブ入りの油絵具が登場したのは1828年。1840年ごろから現在の形になっています。
油絵では絵具を重ねて力強い表現も、薄く伸ばして透明感のある表現もできます。
耐久性が高く、数百年経っても鮮やかさを保てるのも特徴です。

テンペラ画
テンペラ画は、顔料を卵や油・樹脂で練った絵具で描く技法です。
中世イタリアで発展し、油絵具が登場するまでは最もポピュラーな絵画技法でした。
ルネサンス期の絵画は、多くが木板にテンペラで描かれています。
テンペラは乾燥が早いため、絵具を何層も塗り重ねた繊細な表現ができるのが特徴です。
けれども、グラデーション・透明感が出せないなどの欠点もあります。
この欠点を乗り越えるため、細い線の密度で濃淡をつける「ハッチング」などの絵画技法が生み出されました。
作例:ラファエロ・サンティ「自画像」、 アンドリュー・ワイエス「クリスティーナの世界」など

水彩画
水彩画では、水で溶いた絵具を使います。
現代の水彩画に近い技法は、16~17世紀のヨーロッパで生まれました。
水彩画では混色をせず、色を重ねてさまざまな色を表現します。
例えば赤を塗って乾かし、その上に青を塗り重ねると紫になるイメージです。
この「重色」によって、水彩画では濁りのない瑞々しい表現ができます。
支持体に水分を多く含ませ、ぼかし・にじみの効果を生み出すのも水彩画の特徴です。
なんともいえない柔らかな色調は、多くの美術家に好まれています。
作例:アルブレヒト・デューラー「野うさぎ」、いわさきちひろ「スイートピーとフリージアの少女」など

アクリル画
顔料とアクリル樹脂を混ぜた絵具で描くのがアクリル画です。
アクリル絵の具が開発されたのは1930年代。
1940年代後半には一般販売が始まり、ポップアートの作家たちに好んで使われるようになりました。
アクリル絵の具には、水彩絵の具のように使える「アクリルカラー」と不透明でマットな仕上がりの「アクリルガッシュ」があります。
表現の幅広さが魅力の技法です。
作例:ロイ・リキテンスタイン「ヘア・リボンの少女」、草間彌生「かぼちゃ」など


パステル画
パステル画は、チョークのような見た目の「パステル」を使って描く技法です。 大きく分けて3つの種類があります。
- ソフトパステル:指やコットンで色をとって描く。より柔らかな、優しい絵画になる
- ハードパステル:先を尖らせてチョークのように描く。 粉末状にして使うことも
- オイルパステル:クレヨンのような質感。塗り重ねて重厚な表現もできる
17世紀ごろ、製紙技術の発達したヨーロッパで普及し始めました。
薄い紙が作られるようになり、より柔らかな画材が求められたためといわれています。
作例:オディロン・ルドン「花瓶の花」、エドガー・ドガ「浴盤」など

ペン画
ペンのみで描かれた絵画を「ペン画」といいます。
くっきりとした絵が描けるため、多くは書籍・雑誌の挿絵やイラストなど「大量印刷」を前提としたものです。
非常に古くからある技法で、紀元前の古代エジプトでも植物の「アシ」を使ったペン画が描かれていました。
ルネサンス期から19世紀ごろまでは「羽ペン」、18世紀後半に金属製のペンが登場してからはさまざまなペンが開発され、現在に至っています。
作例:オーブリー・ビアズリー「『サロメ』挿絵」、山下清「ベニスのゴンドラ風景」など

色鉛筆画
誰もが1度は触ったことがある色鉛筆。
実は、色鉛筆には油性・水性の2種類があります。
一般的な色鉛筆は油性のもの。
芯が柔らかく発色が鮮やかで、少しずつ塗り重ねた深みのある表現が得意です。
水性色鉛筆は水に溶けるため、水彩画のような表現ができます。
芯が硬いため、水を使わなければ細密な描写も可能です。
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種類を知ると絵画がより身近になる!
絵画の種類を、支持体・技法の2つの視点からご紹介しました。
どのような支持体・技法で描かれるのかを知ると、アートがもっと身近に感じられるはず。
興味が湧いた方は、ぜひ美術館などにも足を運んでみてください。
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インテリア
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水彩画
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