FAVORRIC編集者
2024-06-13
バウハウスとは?モダンデザインの先駆けの歴史と後世への影響を解説します!

現在私たちが目にしている建築や家具、広告など、あらゆるデザインに影響を与えている《バウハウス》
モダンデザインの原点はドイツのデザインスクールから始まりました。
しかしバウハウスとは何か、明確に知らない方も多いのではないでしょうか。
今回はバウハウスとはどのような存在なのか、歴史やデザインの特徴について解説します。
目次
- バウハウスとは?
- バウハウスの歴史と後世への影響
- バウハウスデザインの特徴
- 現在も生き続けるバウハウスのモダンデザイン
バウハウスとは?

バウハウスとは、1919年にドイツのワイマールに創設された、芸術を総合的に教育する学校のことです。
ここでは芸術性と機能性、産業を融合させることを目指しており、実用性のある作品が数多く生み出されました。
バウハウスはナチスの弾圧により14年で閉校。
歴史は短いながらもその功績は非常に大きく、“機能的で洗練されたデザイン”という、モダンデザインの基礎を築きました。
閉校後も機能主義の理念はさまざまな形で受け継がれ、現在でも身近にあるデザインの多くに影響を与えています。

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バウハウスの歴史と後世への影響

バウハウスのルーツは、19世紀のイギリスで起こった、《アーツアンドクラフツ運動》にさかのぼります。
アーツアンドクラフツ運動とは、産業革命により、質の悪い工業製品が大量に作られたことに意義を唱え、職人による手工芸の復興を目指した活動のことです。
1907年に、アーツアンドクラフツ運動の影響を受け、ドイツでは職人や芸術家、建築家によって結成された《ドイツ工作連盟》が誕生します。
機械生産と芸術の融合に目を向け、工業製品や産業品の良質化を目指しました。
1919年にバウハウスが設立。
ドイツ工作連盟で活動していた、ヴァルター・グロピウスが初代校長を務めました。
「すべての造形活動の最終目標は建築である」という、ヴァルター・グロピウスによる設立宣言の通り、ジャンルの垣根を取り去った、芸術の統合を目指す教育方法を確立します。
カリキュラムでは、基本教育と実技に分けた合理的なシステムを構成。
教師には最先端で活躍している芸術家を起用するなど、合理主義・機能主義・表現主義的な教育方針が混在していたのが特徴です。
1925年に、ワイマールからデッサウに移転。
デッサウ時代では、教育方針が方向転換され、徹底的な機能主義を方針とする理念が誕生します。
このころ、バウハウスを象徴する作品の一つである、マルセル・ブロイヤーの《ワシリーチェア》や、ハーバート・バイヤーの《ユニバーサル》という書体デザインなどが生み出されました。
1933年にナチスの弾圧により閉校されますが、アメリカに亡命した教師たちによって、バウハウスの理念は受け継がれ、世界的に広まっていきました。
美術教育の基盤となるシステムの構築や、合理主義・機能主義的な考え、大量生産を前提にした工業社会と芸術のあり方など、現在のデザイナーや芸術家たちへも影響を与え続けています。
バウハウスデザインの特徴

バウハウスのデザインには、形状・色彩・素材など、さまざまな特徴があります。
こではバウハウスの特徴についてご紹介します。

機能主義
バウハウスでは、デザインで最も重視されていたことは、機能的であることです。
「Form follows function/形態は機能に従う」や「Less is more/少ないことはより豊かである」という言葉を信条にしています。
「形態は機能に従う」という言葉はアメリカの建築家であるルイス・サリヴァンが残した言葉です。
デザインをする際には、デザインの美しさよりも、機能を優先させるべきであると提唱しました。
機能面を高めれば、おのずと洗練された美しいデザインが出来上がるという考えが、デザインの基本原理になっています。
「少ないことはより豊かである」という言葉は、近代建築の三大巨匠のひとりである、ドイツの建築家ルートヴィヒ・ミース・ファンデル・ローエの言葉です。
代表作である《バルセロナチェア》は、余計な装飾をそぎ落として重要なパーツのみで作られており、まさに機能美を体現したデザインとして知られています。
シンプルなデザインを極めることで、美しく快適な空間を作り出す。という信念が、バウハウスでも引き継がれているのです。
幾何学的な形状
バウハウスのデザインや建築、アートには、【直線・円・四角・三角】などの幾何学的な形状が多くみられます。
幾何学的な形は、それぞれを組み合わせて自由な表現ができるのが特徴です。
これまで主流だった、草花などの具象的な柄や、曲線的なモチーフのアール・ヌーヴォーから一転して、抽象的でシンプルなスタイルへと変化していきました。
デザインは角のあるシャープな形状が中心となり、華美な装飾を排除した、シンプルで機能的な美しさを追求しています。

シンプルで明確な色彩
バウハウスで取り入れられている色彩の考え方は【赤・青・黄色】の3原色がベースです。
3原色と限られた無彩色のみを組み合わせた、シンプルで明確な配色は、物の本質を表現しています。
バウハウス初期の色彩講師を務めたヨハネス・イッテンは、独自の色彩論と色彩構造を展開し、理論的に色の知識を教育しました。
ヨハネス・イッテンは3原色を基本に絵の具を混色した、12色の相環を独自に開発。
さらに中心軸に白・黒を置いた色立体を用いて、色彩調和論を提唱しました。
また、色の組み合わせによって、見え方や印象が変わる、色彩の7種類の対比についても分析しています。
対比のバリエーションを知ることで、少ない色数でもさまざまな感情の表現が可能となりました。
素材の特性の尊重
バウハウスのデザインは、新しい素材や加工技術を使って、素材の特性を活かしたデザインを作り上げています。
例えば、スチールパイプを構造に使用した《ワシリーチェア》
自転車のハンドルから着想を得て、マルセル・ブロイヤーによってデザインされました。
曲げ加工を施したスチールパイプをボルトで接合したフレームに、座面と背もたれ、ひじ掛け部分に革を張ったのみのシンプルなデザインが特徴です。
当時木製の家具が一般的だったため、工業用のイメージが強いスチールパイプを家具にする発想は画期的なものでした。
シンプルであることに加え低コスト。大量生産にも対応していることから、現代家具の先駆けとなったデザインです。
その他、ガラスやセロファンを使用したテキスタイル、成形合板など、20世紀初頭のモダンな素材を積極的に取り入れています。

量産性の追求
バウハウスでの実技教育では、単純な道具から機械を扱う仕事までマスター。
生産の全工程を把握することで、機械生産と芸術性の調和がとれる教育を行っていました。
量産性を高めるには、機械生産を前提にした、シンプルで機能的なデザインと、手に入りやすい工業的な素材を積極的に使用。
実際に工房では、製品のプロトタイプを制作するなど、実験的な役割を果たしていました。
そのためバウハウスの思想を反映させたデザインは、容易に大量生産が可能となり、デザインや手法が爆発的に広がっていきます。
総合芸術
バウハウスは「すべての芸術の統合」を目指し独自の教育システムを構築していました。
バウハウスの教育システムは、段階を経て学びを進めていくスタイルです。
まず入学後の半年は、造形や色彩、素材などを用いた基本教育が行われ、自由な創造力や造形の基本を身に着けます。
その後、3年間は実技の授業です。
石工・木工・金工・陶芸・ガラス・色彩・テキスタイルなどに分かれ、それぞれのマイスター(親方)の元で技術を学びます。
基本教育と実技のそれぞれの教師には、当時芸術世界の最先端で活躍していた芸術家たちを起用。
あらゆるジャンルの教師と関わることで、表現の幅や感性を磨き、一つのジャンルにとらわれない教育を行っていたのが特徴です。
現在も生き続けるバウハウスのモダンデザイン
短い期間でありながら、濃密な歴史を刻んできたバウハウス。
現在に至るまで、デザイナーや建築家に大きく影響を与え続けています。
芸術性と産業の融合という思想は、バウハウスが閉校してから90年余り経った現在、はっきりと実感できるようになりました。
私たちが普段使っている家具や建築は、バウハウスの影響を受けたものかもしれません。
ぜひ、身近な所に生き続けている、バウハウスのデザインを探してみてはいかがでしょうか。

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バウハウス
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