松村咲希
Saki Matsumura
1993年長野県生まれ
2017年京都造形芸術大学大学院ペインティング領域修了
現在、京都在住
画材は主にアクリル絵具を使用して、ペインティング、シルクスクリーン、ステンシルなどの複数の技法を組み合わせて描いています。
画面の中でも様々な要素がぶつかり合って、奇妙な調和や、ズレ、絵画ならではの空間が生まれます。
視覚体験の探求はまだ見ぬものへの想像に繋がっていき、私たちを取り巻く世界との関わりと眼差しを変化させ続けることに繋がると信じています。
■主な展示
「The eyes : They see」(個展/DMOARTS/2019年)
「– see sew scene –ARTISTS’ FAIR KYOTO SATELLITE」(個展/ygion/2021年)
「アートアワード東京丸の内」(アワード/東京/2017年)
「DEP/ART kyoto 藤井大丸ショーウィンドウ」(藤井大丸/京都/2017年)
「ARTISTS'FAIR KYOTO」(フェア/京都/2018年)
「UNKNOWN ASIA Art Exchange Osaka 2019」(フェア・アワード/大阪/2019年)
「NEWoMan YOKOHAMA × The Chain Museum Vo.4」(グループ展/Newomen横浜/神奈川/2022年)
■受賞・入選歴
2015年「2014年度京都造形芸術大学卒業・修了制作展」 奨励賞 受賞
2017年「ターナーアクリルガッシュビエンナーレ2017」 入選
2017年「トーキョーワンダーシード2017」 入選
2019年「UNKNOWN ASIA Art Exchange Osaka 2019」スポンサーDPH賞、審査員Benny au賞 受賞
■主なコレクション・コラボレーション
2018年
ユニバーサルミュージックジャパン(東京)
千島土地株式会社(大阪)
2021年
DMG 森精機株式会社 伊賀事務所(伊賀)
日産大阪× FM802 FANKY CAR PROJECT 日産KICKS ラッピングへ作品イメージの提供(大阪)
家入一真コレクション
KANKURO UESHIMA COLLECTION
combination-triangle 9
H455xW333xD50mm(P8)
2022年制作
赤い坂道を転がっていく、青い重そうな円、ふんわり浮いている軽そうな黄色の円。
色や形、絵具の質感から皆さんはどう感じますか?
組み合わせの効果が絵の面白さだと思っています。
combination-river flow 7
H1167xW803xD50mm(F50)
2021年
川の流れ。
私(作家)は京都在住ですが、鴨川デルタという川の合流地が人々の憩いの場になっています。
作品では様々なものがより集まって一時同じ流れを進み、またそれぞれに分かれていくような浮遊した動きの感覚を描いています。
combination-Maiden Arms 3
H1167xW910xD50mm(F50)
2022年
乙女の腕。
私(作家)が子供のころ初めて触れた美術作品は、岡本太郎の「乙女の像」という大きな野外彫刻でした。当時は触れて遊んでよいものでした。乙女だからと言って優しい様ではなく、神秘的でたくましく少し怖い彫刻で、牛の角のような太い腕を胸前でクロスして天に伸ばしています。冷たいブロンズの腕の、なめらかにとがった先端にジャンプして触れようとしたものでした。
combination-vortex 5
H652xW500xD50mm(P15)
2022年
大きな渦の一部を切り取ったような構図で画面の外にもつながっているような感覚で描いています。渦はぶつかり合い、新しいものが生まれる形です。