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生地史子
Fumiko Shoji
石川県小松市生まれ。
大学時代に博物館マネージメントを学び、歴史あるものの保存、伝えることのほか、現在のものづくりの現場、新しい流れ、日本ならではの技術の継承やこれからのものづくりについて興味をもつ。
まずは自らも何か伝統的な技術を身に付けたいと思い、地元である石川県に戻り、加賀市山中温泉の挽物轆轤技術研修所で木工技術の一つである挽物木地の技術を学ぶ。卒業後は、伝統工芸士である佐竹一夫氏に師事。
現在は小松市にて漆作家などの挽物木地の請け負いや自身のプロダクトを製作、展示会などにも参加。また、木工以外のジャンルとの共同製作も行う。
自然素材を相手にものづくりをするなかで、仕事面だけでなく日常も自然のなかに身を置くことが多くなっている。
山に入って季節の花や野草をつんだりメディカルハーブについて学ぶなど、木材に限らず、植物の持つ力を暮らしの中に取り入れる方法を日々模索し、実践している。
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花皿
ろくろで木を挽き、皿に整形したのち、四葉のクローバーモチーフを一点一点手彫りで仕上げました。小さくかわいらしい豆皿と小皿のシリーズです。
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塗分椀
ツートーンに塗り分けられた漆の椀。派手すぎずちょっとポップな色合いが日常に馴染みながら食卓を明るく彩ります。