町山耕太郎
Kotaro Machiyama
東京都在住/1980年生まれ
アーティストステートメント
町山のアートワークは3次元世界に生きる彼が感じる失われた2次元世界への憧れを表しているといえる。
彼は実在のモチーフのスケッチをもとに絵画を作り上げる。空間を無くし、何物をも連想させない形を使う。
知識にとらわれない色と形はモチーフのコアな部分が表された2 次元の世界を作り出していく。それは赤ん坊の視覚が暗闇の1次元から色の識別のできる2次元に進み、空間認識の3次元へと成長していく過程の2次元の段階の世界のようである。
成長は戻ることのできない不可逆性を持っている。出来ることが増える反面、出来なかったころの実感は無くなる。そこには”知った者”と”知らない者”との圧倒的な違いがある。この両者の違いは至るところに存在している。
経歴
2011 セツ・モードセミナー卒業、研究科卒業
2004 東京造形大学デザイン学科染専攻卒業
展示
2022 ASYAAF 2022 ( ソウル, 韓国)
“Concerto” Arflex tamagawa, nagoya(東京、名古屋)
2021 “#SHAPEOFTHENEW” CasildART - オンライン( イギリス)
2020 “わからないものがすき”Arflex tamagawa, osaka 個展( 東京、大阪)
“ Summer Tracks” Programa Taide - オンライン( スペイン)
2018 “OBSERVER BIAS” THE blank GALLERY ( 東京)
2014 ASYAAF 2014 ( ソウル, 韓国)
2011 第6 回 大黒屋現代アート公募展( 栃木) その他多数
受賞歴/ 掲載歴
2017 Rise Art Prize, highly commended ( イギリス)
雑誌“ Pinzel” に特集記事掲載 ( 韓国 )
J-WAVE 発行フリーペーパー開局 30 周年“ J-WAVE TIME TABLE” グランプリ受賞
2014 “香港国際ポスタートリエンナーレ 2014”入選ポスターに作品提供
2012 日本経済新聞朝刊(2012/9/22) しごと図鑑掲載
2011 札幌ビエンナーレ・プレ企画 2011 プロポーザル国際コンペティション入選
第6 回大黒屋現代アート公募展入選
“ Tokyo TDC 2011” 入選ポスターに作品提供
“ Graphic Design in Japan 2011”入選ポスターに作品提供
2009 “第3 回VAAD ビジュアルアート大賞”阿部真理子賞(審査員賞)受賞 その他多数
A lot/ たくさん
2015
81 x 65 x 2.5 cm/ 31.9 x 25.6 x 1 in
acrylics, canvas
わたしはいれる
あるものたくさん
そこはあるのか
どんどんはいる
Roots and Leaves/ ねとは
2022
60.6 x 72.7 x 2 cm/ 23.8 x 28.6 x 0.8 in
Acrylics on canvas
ごちゃごちゃみちはげんきいっぱい
あるくことがあたりまえ
のぼってみるとちがうみち
おわりのようなかおみせた
作品細部/ Detail of artwork
制作プロセス/ Production Process
Here/ ここにいる
2020
38 x 55 x 2.2cm/ 19H x 21.5W x 0.9 in
Acrylics on canvas
きょうときのうはちがってく
あしはどんどんはやくなり
むかしのあなたはきょうもきて
わたしはいまもここにいる