ファッションデザイナーとしてキャリアを積んだ後、2008年よりアーティストとして活動を開始、国内外で高い評価を受けてきた。その間、多くの国でファブリックマーケットを訪れるなと、世界を旅して感性を養って来た。
また、古着や廃材などの材料を積極的に使用し、社会問題である現在の薄利多売と過剰包装、そしてファストデリバリーによるファッション産業の崩壊などに対して、警鐘を促す作品を発表しています。日本の伝統技法「木目込み」を昇華させた“キメコミアート”の生みの親。カラフルでポップな楽しい作品は現代版のジャポニズムをもイメージさせています。展示やイベントの際にはワークショップを積極的に開催し、アートを通じたコミュニケーションから新たなコミュニティを作る活動を続けている。
* キメコミアートとは?
桐塑または木で作られた人形に、衣服の皺や模様の形に本体に筋彫りを入れ、筋彫りに目打ちなどで布の端を押し込んで衣装を着ているように仕立てた人形(木目込人形)の技法からヒントを得て、独特の手法で生み出した新しいアートワーク。ノリなどの接着剤等を使わず1ピース1ピースを少しずつ丁寧に埋めていきます。また、作品には廃材の発泡スチロール、古着の生地、服を作る過程で出るサンプル用の生地などを主に使用しています。
作家 プロフィール
岩水 亜沙子(イワミズアサコ)
ファッション業界でコレクションブランドのデザイン、ニットデザイン、イベントやPR用コスチュームデザイン等を経験
2008年よりアーティストとしての活動を本格的にスタート。
2010年エステーデザインアワードで特別賞を受賞。その後商品化。
2015年フランスのルーブル美術館で行われたアートショーで展示とパフォーマンスを行う。
同年行った、台湾でのアートパフォーマンスはニュースにも登場。
2015年松濤美術館賞優秀賞、渋谷区知事より表彰を受ける。
2016年 キメコミアートに本格的に目覚め、工芸の木目込人形の技法からインスピレーションを受けた布を使った、ポップでお洒落な作品を発表。
2018年6月パリにてキメコミアートの個展とイベントを開催。
2018年7月リサイクルアート展にて、グランプリを受賞。
2018年8月ジャーナルスタンダードスクエアにて個展開催。
2019年12月渋谷芸術祭 SHIBUYA AWARD 区長賞受賞。
2020年3月銀座三越 個展開催。
2020年7月京橋ギャルリーフロレゾン個展開催。
2020年12月寺田倉庫 WHAT CAFE グループ展参加。
2021年1月ミヤシタパークDENISTOKYO個展。
2021年3月銀座三越 個展開催。
2021年9月博多阪急 個展開催。
2021年10月 SHIBUYA SKY 2.5Mのキメコミアートの球体を製作展示。
2022年2月銀座三越 個展開催。
2022年3月札幌大丸 2人展開催。
2022年4月ミヤシタパークDENISTOKYO個展。
2022年6月 株式会社アダストリア RE×イワミズアサコ アート作品販売開始。
2022年7月京橋ギャルリーフロレゾン個展開催。
2022年8月京都高島屋 催事。
2022年9月博多阪急 個展開催。
個展やグループ展、イベント参加など国内外を問わず勢力的にアート活動を行っている。