アートインテリアを取り入れて、少しおしゃれな空間へ
2023/4/17
【目次】
- アートインテリアとは
- アートインテリアが素敵な洋画
- 北欧に学ぶアートインテリア
- アートインテリアの飾り方
アートインテリアとは
映画やショールームで絵などのアートを使用した「アートインテリア」を見かけることが多いのではないでしょうか。主にヨーロッパなどの豪邸で有名な絵画を壁に飾るイメージがあるかもしれませんが、コロナ禍でおうち時間が急増したことによるインテリアへの関心が高まっている中、実は今アートインテリアを日常のちょっとした隙間に取り入れるのが大流行しているんです。雰囲気にあったものを飾るだけで空間が華やかになり、おうち時間がより楽しめるはず。本記事では、アートインテリアが素敵な映画や参考にしたい北欧のインテリア、うまくアートを空間に取り込むコツなどご紹介します!
アートインテリアが素敵な洋画
■『プラダを着た悪魔』
洋画の中には日本とは少し異なるテイストのアートインテリアを取り入れているものがたくさんあります。アン・ハサウェイ主演、ファッション業界で奮闘する新人アシスタントの姿を描いた『プラダを着た悪魔』は、ファッションやおしゃれ好きな女子のバイブル的作品として広く知られています。物語の舞台となるファッション誌のオフィスは、思わず真似したくなるようなインテリアで溢れています。モノトーンの額縁が規則的に飾られた壁はシンプルなスペースをモダンに仕上げています。額縁に入っているのは古い写真やアート作品など多種多様ですが、色味を統一することでシックにまとまっています。自分の好きな映画ポスターや写真、絵画など色味を揃えながら壁に飾るこのインテリア術、ぜひ取り入れてみたいですね。
■『君の名前で僕を呼んで』
ティモシー・シャラメ主演の、淡い青春模様を描いた名作です。物語の舞台となるイタリアの貸別荘は、時代を感じさせる古い屋敷ながらも、裕福な暮らしぶりが伺える上質な家具が勢ぞろい。リビングルームのシーンでは、一見テイストの異なる日本画が壁一面を覆っていて、伝統的な建物の内装とミスマッチしています。伝統的な日本のお家でも洋風のアートインテリアを取り入れて和モダンも素敵ですよね。さらに、このインテリアの見どころはエレガントなテキスタイルを使用したテーブルクロスやカーテン。テーブルや椅子、窓といったシンプルな家具一つ一つを際立たせています。
北欧に学ぶアートインテリア
インテリアの有名どころといえば北欧。北欧デザインは、スウェーデン・デンマーク・ノルウェー・フィンランドといった北欧諸国から発信されたデザインの総称で、第二次世界大戦後、デンマーク系アメリカ人のフレデリック・ルニングが輸入販売した製品から人気に火がついたと言われています。自然素材をテーマに取り入れたものが多く、花木や果物、葉といった自然をモチーフにした大胆なデザインが人気のブランドもあります。シンプルな線や曲線によって構成されることが多く、大胆な柄や色使いが印象的です。イメージとしてはmarimekko(マリメッコ)といったところでしょうか。素敵なインテリアを生み出してきた北欧では、「絵」を空間に取り入れることもとても上手です。デンマークの住宅写真を見ていると、絵や写真、アート作品を使って壁をコーディネートしている素敵な空間が多く、どれも参考にしたいものばかりなんです。
日本では「絵を飾る」というインテリア習慣はあまり広く普及していませんが、デンマークをはじめとする北欧諸国では、絵を飾ることで空間に彩りを加え、暮らしを豊かにするという考え方が一般的です。絵を飾ると、実際に心地よい空間を作り出せることが知られています。改めて意識することは少ないですが、普段家で時間を過ごす時、目線の先には常に壁があります。その視野の中に、インテリアを取り入れることでうまく「注目点」を作ってあげるとインテリアを上手にまとめることができるんです。例えば、お部屋に美しい花が飾られてあったら、それに自然と焦点が合うと思います。同様に、絵をはじめとするアートインテリアを取り入れるとメリハリのある雰囲気を演出でき、視覚的にも嬉しい演出ができるのです。
北欧インテリアといえば、大胆さと統一感。実はこの組み合わせ、空間や家具を引き立てながら、統一感や開放感を作り出してくれるんです。自分の好きな作品を直感で選ぶことも大事ですが、アート作品を飾る場所や空間に合わせた物を選ぶことも、心地良い空間を作る上でとても大事になってきます。例えば、モノトーンの絵はテッパンですがおすすめです。カラフルなものを最初に選んでしまうとインテリアとケンカしてしまう可能性がありますが、モノトーンの絵やアート作品であればお部屋のインテリアに合わせやすく、空間にも馴染みやすいです。また、アートインテリアを選ぶにあたって、空間のテーマをあらかじめ決めておくことも重要です。「黒」をテーマに空間のイメージを決めるとすれば、アート作品はシマウマやカラスなど黒をまとった動物の絵を使うとインテリアにうまく馴染み、心地よい空間が生まれます。
アートインテリアの飾り方
「目線の法則」
いざアート作品の選定ができたら、次は絵の飾り方です。先ほども少し触れましたが、絵を飾る際にいくつか意識することで、インテリアとアート作品をぐっと際立たせることができます。センスよく絵を飾るために、いくつかの法則を見ていきましょう。まずは目線の法則です。何かを壁に飾るとき、特に壁が真っ白でのっぺりしている際には目線の高さを中心に飾るようにしましょう。日本人の平均身長は男性が約172cm、女性が158cmです。絵を飾る時には眼の高さより少し低めにすると目に入ってきやすくなるため、絵の中心を140cm〜150cmに設定しましょう。もし天井が高い部屋の場合は家具上部の残り壁の高さの中心に飾る方法も効果的です。お子さんがいる家庭など、住んでいる人の身長に合わせて多少上下するとさらに心地よい空間になるでしょう。上下の余白が均等になるので、バランスが取れた印象となります。
「一点集中とギャラリー型」
さらに、アートを飾る方法には、「一点だけを飾る」「複数飾る」があります。一点だけを飾る場合には、視線を集めるフォーカルポイントを作るのに適していて、複数飾る場合は絵に囲まれたアートギャラリーのような雰囲気を作るのに適しています。アート作品一つを主役にしたいのであればフォーカルポイントを作る方が良いですし、もし海外っぽいインテリアやギャラリーのような雰囲気を作りたいのであれば、複数飾る方がおすすめです。
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