アートでインテリアをワンランク上に｜上手な取り入れ方を解説

インテリアとして飾るアートの代表格ともいえるのが、絵画。
絵画は有名な作品を飾る方法もあれば、有名ではなくても自分が気に入った作品を飾る方法もあります。

絵画とは：作家が直接キャンバスや紙などの題材に描いたもの油彩、水彩、水墨など多様な技法と様式がある。
特徴：絵画にコピーは存在しないため、一点物の特別感がある
価格：一点物のため高価になりやすい、作家の知名度やサイズなどによって変動する

風景画や人物画、静物画など題材も幅広いため、自分が気に入ったもの、お部屋の雰囲気に合ったものなど選べる楽しさがあります。

インテリアとして飾る場合、絵画に比べて写真は空間が引き締まった印象になります。

写真には、カラーもモノクロもありますが、街並みを写した作品はシックな印象になるものが多い一方、自然を写した作品はやわらかい雰囲気を演出できます。

写真とは：光を使って被写体を記録した画像や技法のこと。フィルムに記録する『アナログ写真』とデジタルデータに記録する『デジタル写真』がある。
特徴：カメラマンが感じた『一瞬』が記録されるため、儚い美しさがある
価格：作家の知名度に左右される。サインやナンバリング（数量限定）作品は希少価値が高いとされている   

写真から受けた印象で選ぶのも楽しいですが、お部屋の一部としてなじむものを選ぶとよりインテリアとしても一体感が生まれるでしょう。

版画は木や石、金属などを彫ったり薬剤で細工を施したりした版を用いて、紙や布などに転写した作品です。

題材も風景や人物などさまざまで、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶ楽しさがあります。

版画とは：木や石、金属などの版を介する間接技法でつくられた作品。凸版画、凹版画、平版画、孔版画などの技法によって仕上がりが異なる
特徴：版によって複製が可能ですが、基本的に作成数が定まっておりナンバリングが施されている。彫り師と刷り師の共同作業で制作されたものが多い
価格：限定部数、作家の知名度によって異なる

ポスターは絵画や版画などと比べて、手に取りやすいアートです。

絵画や版画のように希少価値の高さから価格が上がりやすい作品に対して、ポスターは印刷物であるため大量生産が可能で、比較的安価に手に入ります。

ポスターとは：宣伝や広告を目的とした印刷物。題材として絵画や版画が用いられることが多い
特徴：印刷技術が用いられ大量生産が可能なため、手軽に購入できるアート。
価格：一般的な絵画や版画と比べて比較的安価。

インテリアにアートを取り入れる第一歩として、気軽に手に取りやすいポスターからはじめてみるのもおすすめです！

テキスタイルアートは、繊維素材を用いたアート作品なため、お部屋に飾った時に自然とやわらかく優しい雰囲気になります。
色合いもカラフルで、お部屋のワンポイントとしても活躍するでしょう。

テキスタイルアートとは：糸、布、フェルトなどを含む繊維素材全般を用いたアート作品。織物、編み物、染め物、刺繍、キルティングなど幅広い技法がある
特徴：布の『デザイン』とは異なり、素材独自の魅力や質感を生かして作家それぞれの表現が施されている
価格：作家の知名度や作品のサイズ、希少性などによって左右される

個性的な作品も多いため、より特別な空間に仕上げたい人にはピッタリなアートです。

オブジェときくと、大きくて存在感のある作品を思い浮かべる人も多いかもしれません。
しかし、季節に合わせておかれるクリスマスツリーやスノードームもオブジェのひとつです。

本来は実用性のない美術・工芸を指していましたが、最近ではフラワーベースとしても使えるオブジェなどが広がっています。

オブジェとは：芸術的な鑑賞を目的として作られたアート作品。街中にある大きなものからインテリアとして飾れる小さなものまで幅広い
特徴：置くことで空間を装飾したり雰囲気づくりができたりする
価格：大きさや素材によって異なる

お部屋のワンポイントとして、自分のお気に入りのオブジェを取り入れるとよりお気に入りのお部屋に仕上がるでしょう！

ウォールスカルプチャーとは、壁に飾れる彫刻作品のことです。

ひとつ飾るだけで存在感があるため、壁が殺風景で寂しい、もう少しお部屋全体にインパクトが欲しいと感じている人にピッタリなアートといえるでしょう。

ウォールスカルプチャーとは：金属を用いて作られる立体的な彫刻作品のこと。真鍮、銅、スチールなどの素材によって色合いや雰囲気が異なる
特徴：自然や風景をモチーフとした作品が多く、鳥の群れや太陽、木をかたどったものもある。存在感があるため主役級のインテリアにもなる
価格：デザイン性や大きさ、素材などによって異なる。

単なる植物を描いたものではなく、形や色、質感を正確に描いた絵画がボタニカルアート

細部まで精細に描かれているからこそ、リアルな質感が感じられるアート作品。

ボタニカルアートとは：ほかの植物との違いがわかるほど正確かつ芸術的・写実的に描かれたアート作品。植物図鑑の挿絵のような緻密さ
特徴：アート作品としての美しさがありながら、学術的な正確さも兼ね備えた独特な分野
価格：複製画やポスターであれば手ごろな価格で手に入る。

本物の植物を置きたいと考えているけれど枯らしてしまう心配がある人は、ボタニカルアートを選択肢に入れてみてください！