FAVORRIC編集者
2024-01-31
日傘の紫外線カット効果は何年もつ?お手入れと選び方のコツを紹介します

紫外線対策に欠かせないアイテムといえば《日傘》
昨今では女性だけでなく男性でも使用する方が多くなっています。
雨傘のように何年も使い続けている方が多い日傘ですが、実は紫外線カットの効果には寿命があるのをご存じでしょうか?
知らずに使い続けると、気づかぬうちに日焼けをしてしまうかもしれません。
今回は、日傘で得られる紫外線カットの効果やお手入れ方法、日傘を選ぶポイントについてご紹介します。
お気に入りの日傘を見つけて、長く大切に使いたい方は、ぜひ参考にしてみてください。




目次
- 一般的な日傘の寿命は2〜3年
- 日傘の寿命を伸ばすお手入れのコツは?
- 上手な日傘の選び方
- 適切なケアでお気に入りの日傘を長持ちさせましょう
一般的な日傘の寿命は2〜3年

日傘に使われるUVカット効果のある素材は、大きく2種類に分けられます。
《生地にUVカット加工を施しているもの》と《生地そのものがUVカット素材のもの》の2つです。
一般的に流通している日傘の多くは、生地にUVカット加工を施したもので、この場合、紫外線を防ぐ効果が持続するのは2~3年程度です。
ここでは、寿命が短くなる原因と素材やカラーによる寿命の違いについて解説します。
摩擦や劣化の影響
UVカット加工は、生地にコーティングを施しているものがほとんど。
そのため、使用するたびに少しずつコーティングが剥がれることで、効果が薄れていきます。
特に摩擦や劣化には注意が必要です。
日傘を強くこすったり、水に濡れたりすることが多くなると、コーティングの剥がれを早めてしまいます。
例えば、生地の汚れを水拭きでゴシゴシふくことや、折りたたみの日傘を綺麗にたたもうと、生地に触りすぎてしまうなど、 良かれと思ってやったことが逆効果になる場合もあるので、扱いには気をつけましょう。

色による寿命の違い
日傘の寿命は生地の色によっても差が出てきます。
UVカットの効果を長く維持するなら、黒や濃紺といった暗めで濃い色がおすすめです。
黒に近い色ほど紫外線を吸収して、透過しにくい効果があります。
一方、白やパステルカラーのような明るい色の場合、光は反射しますが紫外線は透過しやすいのが特徴。
ダークカラーならUVカットのコーティングが剥がれてきても、紫外線をある程度バリアしてくれるでしょう。

素材による寿命の違い
日傘に使われる素材によっても、UVカットの寿命は大きく変わります。
日傘の素材は、主に綿やリネンなどの《天然素材》と、ポリエステルの《合成繊維》の2種類です。
資生堂リサーチセンターによると、素材別にみた紫外線カット率は、【綿が68%・リネンが56%・ポリエステルが90%】という結果でした。
このように、ポリエステルが最も紫外線を遮断しているのが分かります。
同時に、天然素材にUVカット加工を施しても、コーティングの効果が薄れるにつれ、紫外線を透過してしまうため注意が必要です。
天然素材の風合いを楽しみたい場合は、裏地に遮光性の高い生地を使っているなど、UVカット対策がされているものから選ぶようにしましょう。
但し、綿は生地が傷みやすい性質があるので、素材自体の寿命が短くなる可能性があります。
おすすめの折りたたみ日傘

日傘の寿命を伸ばすお手入れのコツは?

日傘は適切にお手入れをすれば、紫外線カットの効果が持続し、長く使えます。
お気に入りの日傘を何年も使い続けられるように、大切にメンテナンスしましょう。
ここでは、日傘のお手入れのコツについてご紹介します。

UVカットスプレーの使用
UVカットのコーティングが剥がれる前に、UVカットスプレーで定期的に再コーティングする方法です。
スプレーする前に、日傘の汚れを落としてから使用するとより効果的。
汚れがひどい場合は中性洗剤で優しく洗い、しっかりと水分をふき取ってからスプレーしてください。
日傘は大切に扱っていても、劣化や摩擦は避けられません。
コーティングが完全に剥がれる前に、2年に1度程度吹きかけて、UVカットの効果が持続するようにしましょう。
摩擦をかけない
摩擦はコーティングが剥がれる大きな原因です。
使用する際はできるだけ摩擦を与えないように、丁寧に扱う必要があります。
特に傘をたたむときは強くこすらないように注意。
折りたたみ式は生地に触れることが多いので、開閉時に触りすぎないように気をつけましょう。
その他、傘立てに保管するときに起こる傘同士こすれや、折りたたみがバッグの中で動いて摩擦の影響を受けるケースもあります。
専用の袋に入れるなど、生地の負担を減らす心がけが大切です。

「晴雨兼用」でも極力濡らさない
UVカットの加工は、水に濡れるとコーティングが剥がれやすくなるので、極力濡らさないようにしましょう。
晴雨兼用の日傘は撥水加工が施されているため、夏の変わりやすい天気のときに持っていると安心です。
しかし、あくまで日傘ですので、頻繁に雨に濡れた状態が続くと、UVカットの寿命を縮めてしまいます。
中でも濡れたまま畳んで放置するのは厳禁です。
雨に日に使用した場合は、軽く水分をふき取り、陰干しをしてしっかり乾かすようにしてください。
ちょっとした気遣いで、生地やコーティングのダメージを最小限に抑えられます。
直射日光のあたらない場所に保管する
日傘を保管するときには、直射日光が長時間あたる場所は避けましょう。
特に屋外に長期間保管すると、生地自体の劣化を早めてしまいます。
また、屋内であっても部分的に直射日光が当たる場所に保管すると、まだらに色褪せをしてしまう可能性も。
寿命だけでなく見た目の劣化を招いてしまうので、保管場所は直射日光のあたらない屋内にするのがおすすめです。
上手な日傘の選び方

日傘にはさまざまな種類があるので、どのような基準で選ぶのが良いか悩むのではないでしょうか。
重視したいポイントに合わせて適切なデザインを選べば、愛着を持って何年も使い続けられるはずです。
ここでは自分にピッタリな日傘の選び方についてご紹介します。

照り返しを防ぐなら内側を黒に
紫外線は、雨のように空から降り注ぐだけではありません。
建物やアスファルトに反射する照り返しでも影響を受けてしまいます。
照り返しに効果的なのが、日傘の内側が黒色のデザインです。
黒は照り返してきた紫外線を吸収してくれるので、乱反射する紫外線の影響を最小限に抑えられます。
黒以外でも、濃紺などのダークトーンの生地なら同じ効果を得られるでしょう。
内側が白やシルバーの日傘は、照り返した紫外線が、傘の内側で反射してしまいます。
せっかく日傘をさしていても、照り返しの影響を強く受けてしまうため、避けるのが無難です。

涼しさを重視するなら外側を白に
夏の暑さ対策として日傘を持ちたい方は、外側の生地を白にするのがおすすめです。
外側が黒色の日傘は、紫外線だけでなく太陽の熱を吸収して温度が上昇します。
日傘の表面温度が上がることで、傘の中に熱がこもりやすくなるのが特徴です。
一方、白色は光を反射して熱を持ちにくい色。熱を吸収する黒よりも生地の温度上昇が緩やかになります。
国立環境研究所の実験で、炎天下30℃の中で、生地の表面温度の差を色別で調べた検証では【白は約30℃・黒は約45℃】という結果になりました。
この結果から見ても、白の方が涼しく使えることが分かります。
しかし、高温になる黒でも、日傘をさすことで直射日光の熱を傘が吸収してくれるため、日傘未使用時と比較すれば、涼しく感じられるでしょう。

縫い目やレースの有無も要チェック
紫外線はレースの隙間や縫い目から侵入してくるため、購入前にチェックしておくと安心です。
UVカット効果はあくまでも生地自体の性能のこと。生地のUVカット率が高くても、レースの割合が多ければ、紫外線は隙間から簡単に侵入してしまいます。
また、傘を開いたときに縫製の穴が目立つものなども、うっかり日焼けしてしまう原因になりかねません。
購入前に傘を開いて、縫い目から光漏れがないかを確認するのがおすすめです。
レースを施した日傘もエレガントで素敵なので、デザイン性と機能性のバランスを考慮しながら、選ぶようにしましょう。
通年使えるおすすめの日傘
今回ご紹介したのは、「アートと暮らす。」をコンセプトに国内外の写真家や画家のアート作品をデザインしたインテリア・ファッション雑貨を展開するブランドFAVORRIC(フェイバリック)。シンプルなファッションのアクセントはもちろん、ひとつあるだけでファッションが華やぐ素敵なデザインの日傘が豊富に取り揃えられています。
ファッションにアートを取り入れたら、ちょっと個性的でセンスの良いファッションになりそうですね。

適切なケアでお気に入りの日傘を長持ちさせましょう
お気に入りの日傘は長く大切に使いたいもの。
使い方のポイントは、摩擦や劣化に気を付けながら使用することです。
また、UVカットのスプレーを施せば、紫外線カットの寿命を維持しつつ何年も使い続けられるでしょう。
これから日傘を選ぶ方は、色やデザインなどにも注目して、こだわりの1本を選んでみてください。

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fashion
日傘
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