村瀬都思
Toshi Murase
1984年愛知県生まれ。2009年武蔵野美術大学大学院日本画コース修了。
記憶のかたすみにあるどこかでみたような形や風景を、主にアクリル絵具で描く。
制作時は大学在学時の専攻である日本画を学ぶことで得た感覚をベースに、時にはエアブラシやつけペンなども用いて徐々に絵具を重ねていくことで自分の中のイメージに絵を近づけていき、鑑賞する人の記憶のどこかと自分の記憶の断片が結びつきそうだな、と思えるポイントを探っている。
近年はアーティストインレジデンスに参加(ノルウェー、フィンランド、モロッコ)。
特にモロッコ、Dar Slimane Residencyでの滞在は大いに刺激となった。
SPECIAL MOVIE
作品細部/ Detail of artwork
制作プロセス/ Production Process
NEWS
- 2024.04.18
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- 先着100名様 宮嵜蘭オリジナルコースター
- 2024.04.18
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2024年4月18日(木)~5月17日(金)の期間中FAVORRIC公式サイトでご購入いただいたお客様へプレゼント
先着100名様 宮嵜蘭オリジナルコースター
- 2023.05.10
- 新アイテム「マルチクロス」販売開始
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ART01
Crossing no.2
モロッコで見た織物のようなイメージをもとに、キャンバスという織物の上に折り重なるような線の集積でまた織物のようなものを描いた。
きっちり直角の出ていない微妙に揺れる線の重なりは私にとって、モロッコで見た織物の折り重なりに降りそそぐ暑い日差しと同時に、都市のビル群のような光景も思い起こさせてくれる不思議な仕上がりとなった。
2015
81 x 65 x 2.5 cm/ 31.9 x 25.6 x 1 in
acrylics, canvas
ART02
Planted man
父が庭の手入れを手伝ってくれた時に、笹の根をひたすら堀り続け、夢にまで見た。というごく個人的な体験をもとに描いた作品。
人は良くも悪くもなんだかよくわからないことに憑りつかれ、それが離れなくなってしまうことがあって、でもそれが心地よくもあるときがあるな、と思いながら描いた。
2022
60.6 x 72.7 x 2 cm/ 23.8 x 28.6 x 0.8 in
Acrylics on canvas
ART03
Tree
モロッコに滞在して印象的だったのは木が生い茂っていることだった。
時に40度を超えていると思われる日差しにオリーブや柑橘類、ユーカリの葉が揺れていた。
突き刺すような日差しとアフリカ独特の色彩を、日本に戻ってから現地で手に入れた絵具を使い、思い出すように描いた。
2020
38 x 55 x 2.2cm/ 19H x 21.5W x 0.9 in
Acrylics on canvas
ART04
Things in the head
特にあまり何も考えずに描き進めていたところ、急に下から何かがひょい、と出てくる絵になった。
描き進めるうちにそれは目を手に入れ、何かをしゃべろうとし始めた。
言葉というものは便利だが、時として曖昧な事柄を強制的に四捨五入してしまう。何かになる手前の物事を想像することを忘れないようにしたいと思いながらその「ひょい」に少しだけ命を吹き込んだ。
2020
38 x 55 x 2.2cm/ 19H x 21.5W x 0.9 in
Acrylics on canvas
PROFILE
村瀬都思(Toshi Murase)
1984年愛知県生まれ。2009年武蔵野美術大学大学院日本画コース修了。
記憶のかたすみにあるどこかでみたような形や風景を、主にアクリル絵具で描く。
制作時は大学在学時の専攻である日本画を学ぶことで得た感覚をベースに、時にはエアブラシやつけペンなども用いて徐々に絵具を重ねていくことで自分の中のイメージに絵を近づけていき、鑑賞する人の記憶のどこかと自分の記憶の断片が結びつきそうだな、と思えるポイントを探っている。
近年はアーティストインレジデンスに参加(ノルウェー、フィンランド、モロッコ)。
特にモロッコ、Dar Slimane Residencyでの滞在は大いに刺激となった。
近年の展示:
2022 二人展「林明日美・村瀬都思&emsp二人展
2019 個展「Floating scapes」Gallery FACE TO FACE/東京
二人展「モロッコ・マラケシュにて 2019. May-June」Gallery FACE TO FACE/東京
2016 個展「Sights」 武蔵野美術大学 gFAL/東京
個展「あいだのこと」 コートギャラリー国立/東京
2015 個展「みつめている」Gallery Forgotten dreams/東京
主な賞歴:
2015 「ART AWARD NEXT Ⅲ」入選
「神戸ビエンナーレ ペインティングアートコンペティション」入賞
「ギャラリーへ行こう 2015」入選
美術新人賞「デビュー2015」入選
損保ジャパン日本興亜美術賞「FACE 2015」入選
2014 「第4回トーキョー・アート・ナビゲーション・コンペティション」大賞
「ギャラリーへ行こう 2014」入選
「TOKYO WONDER WALL 2014」入選
2013 「TOKYO WONDER WALL 2013」入選
「あいちアートプログラム・アーツチャレンジ2013」 入選
写真展
- 2019
- A DAY IN THE LIFE
- 2023
- 夢うつつ
写真集 / ZINE
- 2018
- I'll See You Before Sunset
- 2019
- 超旋風
- A DAY IN THE LIFE
- 2020
- 目を閉じても見えるもの
- 2022
- 喫茶よりみち
- 2023
- Out of the Quiet (Published by 0.08imprints)
INTERVIEW
INTERVIEW
- ご自身のアート活動について、普段どのような創作活動をされているかを教えてください。
-
主にクレヨンと色鉛筆を使って制作しています。写真を見ながら描くことが多いです。私の意図しないところでクレヨンの色が混ざってできる模様や、色の重なりが好きです。
- 作品を創作する上で大切にされていること、思いなどを教えてください。
- 自分の手に届く範囲の体験したことや見たもの、食べたものを描きたいと思っています。働いて食べて寝る、なにもない普通の毎日こそが幸せだと忘れないように、自分のためになぞって、ゆっくりとハッピーを循環させています。
- 影響を受けた人物、作品がありましたら教えてください。
- 絵を描き始めた頃から猪熊弦一郎やアンリマティスが大好きです。もっと幼い頃に遡ると、母や祖父母が愛用していたヨーガンレールにも影響を受けていた気がします。服に施された刺繍の柄、石の模様、木や貝殻でできたアクセサリーの形や質感がとても好きでした。幼い頃住んでいた家の廊下に、レールさんのイラストが端から端まで飾られていたのが印象的でよく覚えています。
- FAVORRIC提供作品の中でご自身の代表的な作品を紹介してください。
-
「ふつうの暮らし」です。
Q2でも書いたように、私はなにもない毎日を大切にしたいと思っているのですが、フルーツ、ワイン、お花の組み合わせは、「私的!暮らしに添えられていたらより良いよね!」スパイス3点です(笑)
- FAVORRICに参加いただいた理由と参加した印象を教えてください。
- 自分の絵が布に落とし込まれることがとても嬉しいです。特にコットンブランケットは限られた色や表現になるので、完成までとてもワクワクしていました!糸の色を選ぶのが楽しかったです。とっても可愛い織りになってイチオシの商品です!
- 今後の活動についての展望を教えてください。
- ファッションビルのイラスト、本の装画のお仕事をできるようになりたいです。絵本も作ってみたいです!
Artist List
前田裕
Namiko Kitaura
タカノカツラ
Chappy | 石部奈々美
名雪晶子
kotohari | 藤丸枝里子
生地史子
おくまゆみ
Jun Yasui
岡本寿
千野六久
宇賀神拓也
HIRAOKA SHOKO
前川侑子
山口聡一
真鍋由伽子
並木夏海
れのすか
村上生太郎
尾崎拓磨
しまむらひかり
岡本博紀
高橋梓
松本沙希
かけがわ惠
高橋生也
ヒロセリョウジ
EnoR | KUMIKO TAMURA
高田昌耶
内田亘
内田恵
久野安依子
村瀬都思
SAYO
岩水亜沙子(イワミズアサコ)
富田茜
前田豆コ
北嶋勇佑
東菜々美
millitsuka
Wei Hsuan
Hi there
田中紳次郎
Yui Korenaga
Futaba.
平野晶
mumea
片山高志
羽野瀬里
町山耕太郎
オタニじゅん
金本凜太朗
小林健太
山崎由紀子
田代敏朗
ワタミユ
松村咲希
フルフォード素馨
香月恵介
中村ころもち
新納翔
Gari Ortigosa
愛
宮嵜蘭
安藤瑠美
鎌田未波
岡村一輝
Inge Rylant