FAVORRIC編集者
2024-08-15
ゴッホ《ひまわり》全7点の見どころと楽しみ方|名画の魅力を徹底解説

フィンセント・ファン・ゴッホの《ひまわり》は、鮮やかな黄色と力強い筆致が特徴で、多くの人々に元気や希望を与える名作です。
美術館で観るだけでなく、作品の色や構図を知ることで、より深くゴッホの世界に触れることができます。
この記事では、ゴッホが描いた《ひまわり》7点の背景や特徴、鑑賞ポイントに加え、日常に取り入れられる楽しみ方まで解説します。
目次
- ゴッホ《ひまわり》とは?全7点のシリーズ解説
- パリ時代のひまわり4作品の特徴
- アルル時代のひまわり3作品の魅力
- ゴッホ《ひまわり》鑑賞のポイント・見どころ
- 日常に取り入れる《ひまわり》の楽しみ方
- まとめ|ゴッホ《ひまわり》とともにある暮らし
ゴッホ《ひまわり》とは?全7点のシリーズ解説

ゴッホの《ひまわり》は、全部で7点現存しています。制作時期や構図によって大きく2つのシリーズに分けられます。
パリ時代(1886〜87年)
初期に描かれた4枚は「パリのひまわり」と呼ばれ、暗めの背景に精密な花弁の表現が特徴です。
アルル時代(1888年〜)
南フランスのアルルで描かれた3枚は「アルルのひまわり」と呼ばれ、明るく鮮やかな色彩と大胆な筆遣いが魅力です。
ゴッホはひまわりを単なる静物画として描いただけでなく、自らの情熱や希望を色彩と構図に込めて表現しました。
パリ時代のひまわり4作品の特徴

「Still Life: Vase with Five Sunflowers」(1888年)
引用元:Wikimedia Commons(Public Domain)
パリで描かれた4点は、習作としての性格が強く、観察力に基づく精密な表現が特徴です。
花弁と色彩の丁寧な描写
花の形や色の微妙な変化が丹念に描かれており、落ち着いた色調が作品全体に重厚感を与えています。
背景とのコントラスト
暗い背景にひまわりの黄色が浮かび上がることで、花の存在感が際立っています。観る人は自然にひまわりに目が引き付けられ、ゴッホの意図する中心的モチーフを体感できます。
観賞ポイント
花弁の描き方、花瓶の形状、背景色に注目すると、初期ゴッホの繊細な筆遣いがよくわかります。
同シリーズ内での微妙な差異に気づくと、習作としての試行錯誤も楽しめます。
アルル時代のひまわり3作品の魅力
アルルで描かれた作品は、明るく大きな花瓶に生けられたひまわりが印象的です。ゴッホはこのシリーズを、アトリエ「黄色い家」の装飾として描きました。

Three Sunflowers in a Vase (F453)
引用元:The Metropolitan Museum of Art(Public Domain)
1枚目のひまわり(F453)
1888年8月に描かれた最初のアルル作品。生き生きとしたひまわりと、机の茶色や背景のターコイズブルーが調和しています。花の黄色が空間全体に温かさを与え、観る人の目を引きつけます。
2枚目のひまわり(F459)
日本人実業家の山本顧彌太が購入した作品。白樺派の文学者との交流や展示の歴史もあり、戦火で焼失する前には日本国内でも注目を集めました。
3枚目のひまわり(F456)
ミュンヘン版は、12本のひまわりが描かれ、豪華な印象。花瓶の色や背景色とのバランスに加え、花の深い赤色の種がアクセントになっています。

Vase with Fifteen Sunflowers(F454)
引用元:Wikimedia Commons(Public Domain)
4枚目のひまわり(F454 ロンドン版)
最も有名な作品。黄色の同系色でまとめられ、完成度が高いことから、観賞用としても高く評価されています。ゴーギャンも絶賛したと伝えられます。
その他の作品
5〜7枚目はコピーや模写を含み、フィラデルフィア美術館やアムステルダム美術館、SOMPO美術館で所蔵されています。それぞれの背景や色彩の工夫に注目すると、ゴッホの試行錯誤や独創性を感じ取れます。

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詳しくはこちらゴッホ《ひまわり》鑑賞のポイント・見どころ

Sunflowers(Google Art Project版)
引用元:Wikimedia Commons(Public Domain)
1.鮮やかな黄色と光の表現
太陽の光を思わせる鮮やかな黄色が、見る人に元気と希望を届けます。
2.筆遣いと質感
厚塗りと大胆な筆の動きが、花の躍動感をリアルに演出しています。
3.構図の美しさ
花瓶に生けられたひまわりと背景とのバランスが絶妙で、視線の誘導や調和が考えられています。

日常に取り入れる《ひまわり》の楽しみ方
美術館で観るだけでなく、アートを身近に取り入れることで、日常生活に彩りを添えられます。ポスターやファブリックを通じて、作品を触れたり包まれたりする体験は、新しい鑑賞の形です。

ゴッホの《ひまわり》がアートブランケットに
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・ソファにかけてインテリアのアクセントに
・ひざ掛けや冷房対策としても活躍
・日常に取り入れることで、ゴッホの色彩とエネルギーを身近に感じられる

FAVORRICで広がるアートの世界
FAVORRICでは、ゴッホだけでなく今注目のアーティストによる作品をデザインした雑貨やファブリックを豊富に展開しています。ブランケット、クッション、バッグなど、生活に取り入れやすいアイテムが揃っており、毎日の空間にアートの彩りをプラスできます。
まとめ|ゴッホ《ひまわり》とともにある暮らし
ゴッホの《ひまわり》は、色彩や筆遣い、構図を通して画家の情熱や希望が伝わる名作です。パリ・アルルそれぞれの作品を比較すると、ゴッホの創作の変遷や工夫も見えてきます。まずは美術館で作品の魅力に触れ、日常生活でも《ひまわり》のエネルギーを感じてみましょう。
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