今話題!奥深いインテリアの世界

 

【目次】

  • インテリア雑貨とは
  • インテリア雑貨の歴史
  • インテリア雑貨のトレンド
  • 真似したい!インテリアがおしゃれな芸能人

 

インテリア雑貨とは

  リネンマルチクロス | 私の中の木

 

「北欧インテリア」や「インテリア雑貨」という言葉を聞くことが増えたのではないでしょうか。インテリア雑貨とは、デザイン性の高い生活雑貨のことを表しています。家具が衣食住に必要なテーブルやソファ、椅子といった道具を指すのに対し、インテリアとは絵画や花瓶といった室内装飾のことです。SNSや韓国のおしゃれカフェなどで取り上げられることも多くなりました。インテリア雑貨を少し知れば、日々の生活のQOLがぐんと上がること間違いなし!コロナ禍でおうち時間が急増したことによるインテリア雑貨への関心が高まる今、最新の情報をお届けします。



インテリア雑貨の歴史

インテリア雑貨の歴史はとても古く、誕生は古代エジプトの時代にまで遡ります。こんな古くから生活を物で飾るという習慣があったわけなのですが、この頃のインテリア雑貨は今のように一般市民が使用していたわけではありません。一部の特権階級のみが、権力を誇示する目的で用いていました。物で飾るという観点からみると、死者に被らせるお面もインテリア雑貨として分類されていたのかもしれません。古代ローマ帝国の時代には、よりデザイン性の高いものが使われるようになり、ルネッサンス、バロックと時代変遷を経てデザイン性は磨かれていきます。イタリア製の家具はステータスシンボルとなり、ヴェネツィアではガラス工芸が発達しました。


普段私たちは何気なく「インテリア」という言葉を口にしますが、実は日本でこの言葉が浸透し、きちんとした価値を持って使用されるようになったのはごく最近のことなのです。1965年代以前、家具など現在インテリア業界に属する産業の地位はとても低いものでした。家具とは違い、日本での暮らしに必要不可欠ではなかったため、盛んになってこなかったことが背景にあると考えられます。また、日本の伝統的家屋の作りにも関係がありました。布団だけで成立する畳が敷かれており、収納力のある押し入れ、飾り物を置く場所として床の間が備わっています。土足で過ごし、大きな空洞の箱のようなイメージを持つヨーロッパなどの暮らしと比べると、空間の仕切りが明確であった日本では、インテリア部品が少なかったのです。

この風潮が一変したのは、木材工芸科をインテリア科として改名したことがきっかけでした。木材工芸科というのは、戦前の主流であった木製家具製作の教育機関として、全国各地の工業高校のなかに50校ほどあった学科です。戦後、学科志望生徒が激減に伴い、生徒呼び込みの一環として学科名をインテリア科と改めました。結果、女子生徒が増えるなど賑わいを取り戻したのです。これを受けて、通商産業省(現経済産業省)はインテリアという言葉を取り入れ、それまで照明や、壁装、寝具、家具など13業種を、それぞれを指導してきた「雑貨課」から「インテリア課」へと呼び名を変えることとしました。この計らいにより、インテリアの日本国民の普及度が一気に上がりました。


インテリア雑貨のトレンド

「北欧デザイン」が日本でブームになって久しいですが、その人気が衰える気配は全くなく、多くの日本人を虜にしています。北欧デザインは、スウェーデン・デンマーク・ノルウェー・フィンランドといった北欧諸国から発信されたデザインの総称で、第二次世界大戦後、デンマーク系アメリカ人のフレデリック・ルニングが輸入販売した製品から人気に火がついたと言われています。自然素材をテーマに取り入れたものが多く、花木や果物、葉といった自然をモチーフにした大胆なデザインが人気のブランドもあります。イメージとしてはmarimekko(マリメッコ)といったところでしょうか。

美しい森や湖などが多い北欧では、身の回りにある自然素材を大切にしたものづくりの考え方が根づいており、これが現代の北欧デザインにも大きな影響を与えています。森羅万象を信ずる日本の風潮とも共通点が感じられますね。また夏が短く冬が長いという地域柄、秋から春にかけては室内で過ごす時間が多くなるため、「生活空間の質へのこだわりが強い人が多い」のも北欧の特徴です。大量生産を良しとする産業革命の影響をダイレクトに受けずに、その特徴を最大限熟成して生まれたのが北欧デザインなんです。

 

  ウールラグ | オーロラ


シンプルな線や曲線によって構成されることが多く、大胆な柄や色使いが印象的です。北欧デザインでは、多種類の色を使用しない傾向があり、数色のみでシンプルにデザインされていることが多いです。線や模様に加え、色使いもシンプルに構成することが大きなポイントとなっています。明るい配色は北欧の土地柄、暗い室内を明るく見せる鮮やかな色彩を使うことが好まれたからと言われています。

 

  掛け布団カバー シングル | 浜辺で遊ぶ


北欧デザインの特徴として、自然素材の色調や質感を活かしたシンプルで美しい形状や、質素で素朴ながら温かみを感じさせるハンドメイド感などが挙げられます。このように自然の素材感や温もりを大事にした北欧デザインは「木」との相性が良く、日本の住宅や家具などとも共存しやすいのです。また、日本人のメンタリティに似ていることも挙げられます。「職人の手仕事に価値を感じる」「良いものを長く使いたい」という日本人らしい考え方が北欧と共通していて、心地よさを感じるのではないでしょうか。北欧デザインの過度に主張しない慎ましさや控えめな感じ、それでいて内なる美しさを感じさせるところも日本人のアイデンティティに重なる部分があるのでしょう。


真似したい!インテリアがおしゃれな芸能人

清潔感があって、統一感のあるインテリアの部屋はいくらみても飽きないですよね。モデルルームをみたり、インテリア雑貨店に訪れたりするのが好きな方も多いと思います。今回はインテリアがおしゃれな芸能人をご紹介します!

 

まずは落ち着いた雰囲気のインテリア、と有名なローラさんのお部屋。ローラさんはアメリカのロサンゼルスにお家を構えています。天井が高く、リビングが広く、暖炉まである開放感のある部屋ですが、色をうまく使うことで統一感を持たせています。基本的にホワイト、ブラウン、ブラックのモノトーンで統一されていて大人っぽい印象がありながらも、明るめなブラウンをふんだんに使うことで、柔らかいお部屋の雰囲気を演出しています。また、自然に優しいエコライフをされているローラさんらしく、小さい植木から大型の観葉植物など、植物が多く置かれています。

 

他にも、インテリアといえば藤森慎吾さんも有名です。リビングは藤森さんが好きだという「TRUCK FURNITURE」の家具で揃えられていて、ウッド調のテーブルや収納棚で雰囲気の良い空間になっています。キッチンはアイランドタイプで、こだわりは間接照明。照明の効果で洗練された雰囲気のあるおしゃれな部屋を作り上げています。

 

欲しいインテリアが見つかる!FAVORRIC

「アートと暮らす。」をコンセプトに、国内外で活躍する写真家やペインティングアーティストの作品でデザインされた、オリジナルのインテリア雑貨を販売しています。日本各地の高品質な生地と伝統技術を活かして、1点1点丁寧に商品化しています。

今注目のアーティストとのコラボレーション商品を多数取り扱っていて、2022年12月に注目の若手アーティスト東菜々美を迎えてさらに勢いを増しています。2023年度スターバックスデザインを手がけた村上生太郎さんや異色の経歴を持つ起業家アーティスト田中紳次郎さんも勢揃い。本当に好きなものと出会える場となっているので、ぜひ立ち寄ってみてください。

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