新納翔
写真作家
1982年横浜生まれ。麻布学園卒業、早稲田大学理工学部中退。
2000年に写真家・奈良原一高氏の作品に大きな衝撃を受け、写真の道を志す。
2009年から約2年間、写真家・中藤毅彦氏が代表をつとめるギャラリー「ニエプス」でメンバーとして活動。変わりゆく都市風景をテーマに撮影を続けている。
肉体労働者の街と呼ばれた東京都台東区にある「山谷地区」を撮影するために、簡易宿泊所の管理人として働きながら撮影すること7年間。その後、今は解体された築地市場を内からの視点で見ようとして、市場を担当する警備会社に就職。
その後も変わりゆく街・都市風景を追い続けている。
主な写真集に『山谷』『Another Side』『築地0景』『PEELING CITY』『PETALOPOLIS』がある。
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新納翔
Niiro Sho
写真作家
1982年横浜生まれ。麻布学園卒業、早稲田大学理工学部中退。
2000年に写真家・奈良原一高氏の作品に大きな衝撃を受け、写真の道を志す。
2009年から約2年間、写真家・中藤毅彦氏が代表をつとめるギャラリー「ニエプス」でメンバーとして活動。変わりゆく都市風景をテーマに撮影を続けている。
肉体労働者の街と呼ばれた東京都台東区にある「山谷地区」を撮影するために、簡易宿泊所の管理人として働きながら撮影すること7年間。その後、今は解体された築地市場を内からの視点で見ようとして、市場を担当する警備会社に就職。
その後も変わりゆく街・都市風景を追い続けている。
主な写真集に『山谷』『Another Side』『築地0景』『PEELING CITY』『PETALOPOLIS』がある。
作品について
東京を中心としたエリアを撮影していると妙に違和感を抱く景色に出会うことがある。
それは、いつも決まって刹那的に現れては消えていく。
品川埠頭や羽田空港といった湾岸部や東京駅周辺など、再開発地区の中でも際立って変化が著しい場所で多く見つけるのだが、時の止まったような古ぼけた商店街の一角で姿を見せることもある。
コロナ禍で人が消えた街を撮影している時、ふとその違和感の正体は未来都市の片鱗が姿を見せているのではないかと思った。そこだけ時代がジャンプしたかのようなおかしな景色。やがて未来都市のコアになるものなのだと。
その違和感をまとった景色だけを集めていけば、未来都市を今、撮ることができると考えた。
私は、「MEGALOPOLIS」の先、GIGA、TERAよりもさらに大きな単位である「PETA」と合わせた造語「PETALOPOLIS」と、その架空未来都市を名付けた。
開発によって上へ上へと伸びていく都市に潜む虚構を「PETALOPOLIS」シリーズの作品をグラフィカルに引き伸ばすことにより、矛盾を孕んだ現代都市の姿を表現しようとしたのがこの「unsustainable」である。
およそ持続可能とは思えない現在の都市。
unsustainable2
消失する都市
■作品について
東京を中心としたエリアを撮影していると妙に違和感を抱く景色に出会うことがある。それは、いつも決まって刹那的に現れては消えていく。品川埠頭や羽田空港といった湾岸部や東京駅周辺など、再開発地区の中でも際立って変化が著しい場所で多く見つけるのだが、時の止まったような古ぼけた商店街の一角で姿を見せることもある。
コロナ禍で人が消えた街を撮影している時、ふとその違和感の正体は未来都市の片鱗が姿を見せているのではないかと思った。そこだけ時代がジャンプしたかのようなおかしな景色。やがて未来都市のコアになるものなのだと。
その違和感をまとった景色だけを集めていけば、未来都市を今、撮ることができると考えた。私は、「MEGALOPOLIS」の先、GIGA、TERAよりもさらに大きな単位である「PETA」と合わせた造語「PETALOPOLIS」と、その架空未来都市を名付けた。
開発によって上へ上へと伸びていく都市に潜む虚構を「PETALOPOLIS」シリーズの作品をグラフィカルに引き伸ばすことにより、矛盾を孕んだ現代都市の姿を表現しようとしたのがこの「unsustainable」である。
およそ持続可能とは思えない現在の都市。
unsustainable11
虚構都市が出現する瞬間
■作品について
東京を中心としたエリアを撮影していると妙に違和感を抱く景色に出会うことがある。それは、いつも決まって刹那的に現れては消えていく。品川埠頭や羽田空港といった湾岸部や東京駅周辺など、再開発地区の中でも際立って変化が著しい場所で多く見つけるのだが、時の止まったような古ぼけた商店街の一角で姿を見せることもある。
コロナ禍で人が消えた街を撮影している時、ふとその違和感の正体は未来都市の片鱗が姿を見せているのではないかと思った。そこだけ時代がジャンプしたかのようなおかしな景色。やがて未来都市のコアになるものなのだと。
その違和感をまとった景色だけを集めていけば、未来都市を今、撮ることができると考えた。私は、「MEGALOPOLIS」の先、GIGA、TERAよりもさらに大きな単位である「PETA」と合わせた造語「PETALOPOLIS」と、その架空未来都市を名付けた。
開発によって上へ上へと伸びていく都市に潜む虚構を「PETALOPOLIS」シリーズの作品をグラフィカルに引き伸ばすことにより、矛盾を孕んだ現代都市の姿を表現しようとしたのがこの「unsustainable」である。
およそ持続可能とは思えない現在の都市。
unsustainable10
自然が都市に飲み込まれつつある
■作品について
東京を中心としたエリアを撮影していると妙に違和感を抱く景色に出会うことがある。それは、いつも決まって刹那的に現れては消えていく。品川埠頭や羽田空港といった湾岸部や東京駅周辺など、再開発地区の中でも際立って変化が著しい場所で多く見つけるのだが、時の止まったような古ぼけた商店街の一角で姿を見せることもある。
コロナ禍で人が消えた街を撮影している時、ふとその違和感の正体は未来都市の片鱗が姿を見せているのではないかと思った。そこだけ時代がジャンプしたかのようなおかしな景色。やがて未来都市のコアになるものなのだと。
その違和感をまとった景色だけを集めていけば、未来都市を今、撮ることができると考えた。私は、「MEGALOPOLIS」の先、GIGA、TERAよりもさらに大きな単位である「PETA」と合わせた造語「PETALOPOLIS」と、その架空未来都市を名付けた。
開発によって上へ上へと伸びていく都市に潜む虚構を「PETALOPOLIS」シリーズの作品をグラフィカルに引き伸ばすことにより、矛盾を孕んだ現代都市の姿を表現しようとしたのがこの「unsustainable」である。
およそ持続可能とは思えない現在の都市。