FAVORRIC編集者
2024-08-22
ゴッホの自画像とは?年代別の変遷と代表作をわかりやすく解説

フィンセント・ファン・ゴッホといえば、《ひまわり》や《星月夜》など数々の名作が思い浮かびます。その一方で、彼が繰り返し描いたテーマのひとつが「自画像」です。生涯で約35点もの自画像を残したゴッホ。鏡に映る自らの姿を通じて、彼は何を表現しようとしたのでしょうか。この記事では、ゴッホの「自画像」が描かれた背景や変遷、有名な作品の魅力を解説し、さらにアートを日常に取り入れる楽しみ方までご紹介します。
目次
- ゴッホが自画像を描き続けた理由
- 年代別に見るゴッホの自画像の変遷
- 自画像に見るゴッホの技法と心理
- ゴッホ「自画像」の魅力を日常に取り入れる
- まとめ|ゴッホ「自画像」とともにある暮らし
ゴッホが自画像を描き続けた理由

「Self-portrait as an artist」(1888年)
引用元:Wikimedia Commons(Public Domain)
1. モデル代を節約するため
若い頃から経済的に恵まれていなかったゴッホにとって、モデルを雇って絵を描くのは負担でした。そこで、もっとも身近で無料のモデル=「自分自身」に向き合うことになります。
2. 技法の実験の場
新しい色彩や筆致を試すときにも、自画像は最適な題材でした。印象派や新印象派の影響を受け、色の組み合わせやタッチを自分の顔で実験したと考えられています。
3. 自己探求と心情の投影
自画像は、単なる外見の記録ではなく、精神的な葛藤や内面的な変化を映す鏡でした。絵筆を握りながら、彼は自らの感情や苦悩をキャンバスに刻み込んだのです。

年代別に見るゴッホの自画像の変遷

Self-portrait with grey felt hat
引用元:Wikimedia Commons(Public Domain)
パリ時代(1886–1888)
印象派の画家たちと交流した時期。明るい色彩や点描風のタッチを取り入れ、洗練された表現を見せます。
→ 代表作:《灰色のフェルト帽の自画像》(1887年、ファン・ゴッホ美術館)
明るい点描風の背景が印象的。印象派の影響を如実に感じさせる作品。

Self-Portrait with Bandaged Ear
引用元:Wikimedia Commons(Public Domain)
アルル時代(1888–1889)
南仏アルルで「黄色い家」に暮らし、ゴーギャンとの共同生活を試みた時期。耳を切る事件の後に描かれた自画像は、強烈なまなざしと緊張感が特徴です。
→ 代表作:《包帯を巻いた自画像》(1889年、コートールド・ギャラリー)
耳に包帯を巻き、苦悩を抱えながらも絵筆を握る姿が描かれています。画家としての意志の強さがにじみ出ています。

Self-portrait, 1889 (Musée d'Orsay)
引用元:Wikimedia Commons(Public Domain)
サン=レミ時代(1889–1890)
精神療養所で過ごした時期。渦を巻く背景やうねる筆致は、彼の精神状態と深く結びついています。
→ 代表作:《1889年の自画像》(オルセー美術館)
渦を巻く青い背景と鋭い視線。精神的葛藤を抱えながらも、芸術に向き合う姿勢を象徴する名作です。
オーヴェール時代(1890)
最晩年の作品は、より落ち着いた色調で、成熟した筆致が感じられます。短い生涯の最後に描かれた自画像は、静かな余韻を残します。

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詳しくはこちら自画像に見るゴッホの技法と心理

Self-Portrait with Straw Hat, 1887
引用元:Wikimedia Commons(Public Domain)
筆致
厚塗り(インパスト)と渦巻くような筆致は、単なる写実を超え、感情やエネルギーを表現しています。
色彩
補色(青とオレンジ、緑と赤)を組み合わせた強烈なコントラストが、自身の存在感を強調します。
表情
挑むような視線、不安げな表情、深い皺。どれも彼の心の中を映し出す鏡のようです。
ゴッホ「自画像」の魅力を日常に取り入れる

美術館以外でもアートは楽しめる
自画像は鑑賞するだけでなく、日常に取り入れることで新たな価値を感じられます。たとえば、アートをモチーフにした雑貨やファブリックを暮らしに加えると、空間に彩りと物語が宿ります。

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まとめ|ゴッホ「自画像」とともにある暮らし
ゴッホが繰り返し自画像を描いたのは、単なる外見の模写ではなく、自らの感情や存在意義を探るためでした。そこには、苦悩・情熱・孤独・希望といった彼の人生が色濃く刻まれています。
美術館で鑑賞するだけでなく、アートを日常に取り入れることで、私たちの暮らしもより豊かになります。ゴッホの視線に触れ、そのエネルギーを感じながら、「アートとの暮らし」を楽しんでみてはいかがでしょうか?
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