FAVORRIC編集者
2024-02-10
ベッドリネンとは?その種類、素材、織り方の特徴をわかりやすく解説します。

シーツや布団カバーなど、寝具に使用する布製品のことをさす「ベッドリネン」。ベッドリネンには、寝具本体を汚れや摩擦から守る役割のある、寝具を長持ちさせるための必須のアイテムです。
今回は、ベッドリネンの素材別の特徴や生地の織り方についてご紹介します。それぞれの特徴を知り、自分に合った素敵なベッドリネンを見つけてくださいね。




目次
- ベッドリネンとは?
- ベッドリネンの種類
- 素材別の特徴
- 織り方による特徴
- FAVORRIC のベッドリネンの魅力
- おすすめベッドリネン
ベッドリネンとは?
ベッドリネンとは、シーツや布団カバーなど、寝具に使用する布製品の総称です。 もともとリネン素材のものが多かったことから、ベッドリネンと呼ばれるように。しかし、種類が増え続けている現在では、素材の関係なく寝具に使用する布製品全般をベッドリネンと呼ぶようになりました。
ベッドリネンの主な目的は、マットレスや掛け布団などの寝具本体を汚れや摩擦から守り、長持ちさせることです。 また、寝具の保護だけでなく、素材を使い分けることで、夏は涼しく冬は暖かくと快適な睡眠にも役立ちます。
さらにベッドリネンには、機能面だけではなくインテリアとしての側面も。色や柄、素材をコーディネートすることで、より自分好みの心地良いベッドルームを作れます。

ベッドリネンの種類
ベッドリネンには、シーツやピローケース、掛け布団カバーや敷きパッドなど、さまざまな種類のアイテムがあります。
ここからは種類別に特徴や選び方のコツをご紹介。洗濯頻度についても触れています。ぜひ、ベッドリネンを購入する際の判断基準として役立ててくださいね。

シーツ
シーツの主な役割は、マットレスが汚れるのを防ぐことです。 1枚の布になっている「フラットタイプ」と全周ゴム付きの「ボックスタイプ」の2種類が多く販売されています。
洗濯時の乾きやすさや収納のしやすさを重視するのであればフラットタイプを、着脱のしやすさを求めるのであればボックスタイプを選ぶと良いでしょう。ただし、ボックスタイプの中には、仕上がりがピシッとする反面、生地が伸びづらく苦労するものも。手の力が弱い人や、より簡単に装着したい人は伸縮性のあるボックスシーツがおすすめです。
また、フラットタイプとボックスタイプのどちらも吸水速乾や暖かさなどに特化した商品が多く販売されています。睡眠の質を向上させるためには、季節や体質に合った機能を選ぶことが重要です。
シーツの洗濯頻度は週に1回が一般的。冬でも2週間に1回は洗濯したいところです。シーツは、ベッドリネンの中でも汗や汚れがつきやすいアイテム。なるべくこまめに洗えると安心です。

ピローケース
枕カバーは別名、ピローケースと呼ばれています。 簡単に取り付けができるファスナー式と、金具を使わずに装着できる封筒式。この2種類が代表的です。
どちらもシンプルな構造で、着脱の差はそれほどありません。使い勝手や見た目の好みで選ぶと長く使えて良いでしょう。
コーディネートの面では、ピローケースはアクセントとして使いやすいのが特徴です。他のベッドリネンに比べ面積が小さいため、気軽に色や柄で遊べます。
シンプルにまとめるのであれば、シーツもしくは掛け布団のどちらかに色を合わせると良いでしょう。 また、ピローケースは頭や顔が直接触れるので、洗濯は週に1〜2回できると安心です。

掛け布団カバー
掛け布団カバーは、吸水性や発散性、保温性にこだわると、布団内の環境を快適に保てるのでおすすめです。湿度や温度が快適だと、蒸れや寝苦しさがなく熟睡できます。
また、掛け布団カバーはベッドリネンの中で最も目がいく場所。コーディネート面も意識して選ぶことで、ベッドルームをさらに心地よい空間に仕上げることができます。
夏はさわやかな色合い、秋冬はコーデュロイ風やニット柄など、1枚変えるだけで大きく印象を変えられるのは掛け布団カバーならでは。その日の気分で簡単に気分転換したい人には、布団を裏返すだけで柄を変えられるリバーシブルタイプもおすすめです。

敷きパッド
敷きパッドは、シーツに足りない機能を補うのに役立ちます。タオル生地で夏の暑苦しさを和らげたり、フランネル生地で冬の寒さを和らげたりと、より快適な睡眠のためにはうってつけのアイテムです。
また、敷きパッドは角についているゴムをマットレスに引っ掛けるタイプがほとんど。取り外しが楽で手軽に使えるのが大きな魅力です。
シーツ同様、週に1回、冬は2週間に1回以上の洗濯が理想的とされています。

ベッドカバー
ベッドカバーは、全ての布団の一番上に覆う布のことをさします。ベッドスプレッドとも呼ばれ、ホテルなどでよく使用されているベッドリネンです。
本来はベッド全体が汚れるのを防ぐ役割として使用されていましたが、現在ではおしゃれなベッドルームにするためのアイテムとしても使用されています。特にホテルライクな部屋にしたい人にはおすすめ。1枚布をかけるだけで簡単に非日常的な高級感のあるベッドルームを作れます。
基本的には就寝時は取り外すものですが、あえて外さずに保温として役立てることもできるので機能面でも重宝します。
素材別の特徴
一口にベッドリネンと言っても、素材によって機能や見た目の雰囲気は大きく変わります。自分の求めている効果に合わせてベッドリネンを選ぶことで、睡眠の質や満足度をグッと高めるきっかけに。
ここからは素材別の特徴をご紹介します。ぜひ参考にして、ベッドリネンの素材選びに役立ててくださいね。

綿
服やファブリック用品など、どのジャンルでも定番素材として人気をほこる綿。コットンと記載されているものも綿にあたります。
綿の特徴は、表面がなめらかで肌触りが良いところ。吸水性が高く、汗をしっかり吸い取ってくれるのが特徴です。その上、布団内で吸収した水分を外へ発散する通気性もあるため、夏でも蒸れにくく、涼しい状態を保てるのが魅力となっています。
また、綿のメリットは夏のみならず冬も活躍すること。余分な湿気は逃しつつ、あたたかさをキープできるので一年を通して重宝します。
綿素材の難点を上げるのであれば、吸水性が高いがゆえ、しっかりと水分が入った状態だと乾きにくいこと。予備を用意しておくと、安心して洗濯ができるのでおすすめです。
どんなテイストのベッドルームにもなじみやすい綿素材。ナチュラルテイストには、シワが味として評価される洗いざらしタイプも人気です。

リネン
リネンは麻の一種です。ベッドリネンと呼ばれる元となった素材なだけあり、睡眠時に役立つ機能を持ち合わせています。
吸水性と発散性に優れているため、夏場は特に重宝。肌にまとわりつかないのもうれしいところです。
伸びにくく丈夫なので、長く使い続けることができるのもリネンの魅力。洗濯するほど柔らかくなり肌になじんでいくので、生地を育てる感覚を楽しめます。使うほど風合いが増していくのは、他の素材にはないリネン特有の楽しみ方です。
また、リネンには防カビ性や抗菌作用があります。簡単に清潔を保ちやすいのはリネンの大きなメリットです。

シルク
シルクの特徴は、他の生地には出せない上質なやわらかさと美しい光沢感です。摩擦が起きにくいので、肌や髪に刺激を与えたくない人にもおすすめ。
吸湿性や保湿性が高いため静電気が起きづらく、いつでもほどよいしっとり感となめらかな感触を堪能できます。 放湿性も兼ね備えているため、布団内を快適な湿度で保てるのも大きなメリットです。肌を乾燥させにくい環境をここまで整えられるのはシルク素材ならでは。
また、上品でラグジュアリーなベッドルームにしたい人にとっても、シルクは人気の高い生地です。
しかし、繊細さが魅力な一方、爪や家具などで生地を傷つけやすい一面も。取り扱いには十分注意が必要です。

ヘンプ
ヘンプはリネン同様、麻の一種です。リネンより硬く繊維が荒いのが特徴で、 洗えば洗うほど生地の強度が増す性質を持っています。
伸縮性は低く、ナチュラルテイストなベッドルームに合うやさしい素材感が魅力で、化学繊維が苦手な人にも合っています。また、農薬や化学肥料を使用しないため、地球に優しいエコ素材としても知られています。
機能面では、吸湿性・耐水性に優れているのが特徴。天然の調湿機能で布団内の湿度を快適に保つことが得意です。抗菌効果と殺菌効果も併せ持つ、心強い一面も。
織り方による特徴
ベッドリネンは、素材だけではなく織り方でも特徴が変わります。ベッドリネンを購入する際に織り方が記載されていることもあるので、迷わないためにもしっかりチェックしておきましょう。

平織(プレーンウィーブ)
平織とは、縦糸と横糸を1本ずつ交互に交差させたプレーンな織り方をさし、すべての布製品でよく使われている織り方です。 糸の重なっている部分が多いため、耐久性に優れており摩擦に強く、通気性が高いのも大きな魅力です。

綾織(ツイルウィーブ)
1本ずつ交互に交差させる平織とは違い、感覚を開けて交差させているのが綾織です。斜めに繊維の凹凸が出るのが特徴で、身近なところでは、デニム生地が綾織にあたります。 平織に比べ摩擦には強くないものの、高級感のある光沢を持ち、伸縮性やシワになりにくい素材を求める人にもおすすめの織り方です。

サテン織
サテン織は、縦糸と横糸のどちらかが表面に多く出てくる織り方のことを言います。繊維が絡み合っている箇所が少ないので、表面に凹凸が少なく、なめらかでツルッとした手触りに。他の織り方には出せない上品なやわらかさと強い光沢感を出せるのがサテン織の魅力です。
サテン織の注意点は、外から加わる強い力に弱いこと。ベッドリネンについている品質表示タグの指示に従い正しく扱いましょう。

パイル織
パイル織とは、片面または両面をループ状に織る手法です。パイル織には「ループパイル」と「カットパイル」の2種類があり、同じパイル織でも特徴や印象が大きく異なります。
ループパイルは、ループ状のまま仕上げていく方法で、代表的なものはタオル生地。空気を多く含むため、ふんわりとした肌触りと高い吸水性を期待できます。
一方、カットパイルはループの先をカットする手法。毛布やベロア生地に使用されています。また、電車やバスの座席に使われているモケットなどもカットパイルです。隙間なくパイルを織り込むことで、丈夫で摩耗しにくい仕上がりが期待できます。

ガーゼ織
ガーゼ織とは、通常よりゆるくよられた糸であまく平織していく方法です。 糸と糸の間に隙間が多いため、通気性が高く吸水性に優れています。
肌触りが優しく肌への負担が少ないことから、赤ちゃんや肌が弱い人にも使いやすい織り方となっています。 速乾性もあるので気軽に洗濯しやすいところもガーゼ織の利点です。
FAVORRIC のベッドリネンの魅力
FAVORRIC のベッドリネンの魅力は華やかなデザインと上質な素材を使用しているだけでなく、生地、染め、縫製のすべてを日本製にこだわっていること。 そんなこだわりぬかれた FAVORRIC のベッドリネンの魅力についてご紹介します。

アートフルなベッドリネンで寝室を明るく華やかに
FAVORRICのベッドリネンの大きな魅力は、インテリアとして華やかに存在感を放つ他にはないアートデザイン。多種多様なアーティストがデザインしているので、好みのデザインと出会いやすいのも大きな魅力。
毎日使うベッドリネンを華やかにして、いつものベッドルームを今よりさらに癒される空間にしてみませんか?

上質な素材を使用
FAVORRICのベッドリネンは、全て上質な天然素材を使用しています。 素材にこだわり睡眠環境を快適にすることで、翌朝の目覚めもスッキリ軽やかに。
肌への刺激が少ないので、小さいお子さんや肌の弱い人にも快適にお使いいただけます。


こだわりの日本製
FAVORRIC のベッドリネンはすべて日本製。生地・染め・縫製などの工程を国内で一括生産しています。職人の手でひとつひとつ丁寧に作られた特別なベッドリネンをぜひ体感してみてくださいね。
おすすめベッドリネン
自分好みのベッドリネンで快適な睡眠を
ベッドリネンにこだわることは睡眠の質を上げることにつながります。素材や織り方の特徴を知っておくことで、自身の求めているものに合ったベッドリネンを見つけやすくなるでしょう。
本記事が、素敵なベッドリネンとの出逢いの一助になれば幸いです。

「アートと暮らす。」をコンセプトに国内外の写真家や画家のアート作品をデザインしたインテリア・ファッション雑貨を展開するブランドFAVORRIC(フェイバリック)。
FAVORRICでは、素材とデザインにこだわったベッドリネンを販売中。機能面と視覚面の両方から快適な睡眠をサポートします。ぜひチェックしてみてくださいね。

Author

FAVORRIC編集者
Tags
bed linen
bedding
Fabric
interior
ベッドリネン
寝具
ファブリック
インテリア
こちらの記事もおすすめ
Category

マルチクロス

ビーズクッションtetra

クッションカバー

ウールラグ

アートブランケット

フラットサブバッグ

掛け布団カバー
ピローケース

ベッドスローケット

ガーゼケット

雨傘(晴雨兼用)

日傘(晴雨兼用)

キッチンクロス

エプロン

ランチョンマット

フラットポーチ

化粧ポーチ

ニットバッグ

ルームサンダル

ソファ&オットマン

舟形トートバッグ

今治タオルハンカチ

陶器

漆器

ミトン&鍋敷き
Want To Receive More Travel Guidance?
Follow us to receive the latest update on our journey experience