FAVORRIC編集者
2024-08-23
おしゃれなリビングを作る北欧風照明の選び方は?特徴と選び方のポイントを紹介します!
日本でも人気の高い北欧のインテリア。そんなインテリアを生み出した北欧の国々の冬は、昼間でも夕方のように薄暗く、日中でも照明が欠かせません。緯度が高いので、日照時間が短く、冬は午前9時くらいにやっと明るくなったかと思えば、午後2時ごろには日が暮れ始めます。冬には数か月に渡って、1日のほとんどで太陽が昇らない『極夜』という シーズンもある地方もあります。暗い時間が多く、気持ちもなんだかブルーになってしまうのを、北欧の人々はどう乗り越えているのでしょうか。
北欧インテリアの特徴は、鮮やかでポップなデザインのテキスタイルや、木のぬくもりのある家具や雑貨、そしてそこに欠かせないのが温かな明かりでした。家の中で本を読んだり、おしゃべりしたり、音楽を聴いたり……それぞれの心地良い空間にそっと寄り添うように、優れた照明器具がたくさん生まれました。
リビングを北欧風にしてみたいと考えている方、またどのようにすればできるか悩んでいる方は、ぜひ照明も北欧風のものを選んで、おしゃれにコーディネートしましょう。北欧風の照明の特徴を解説しつつ、選び方のポイントを紹介します!
目次
- 北欧風の照明の特徴
- 北欧風インテリアの照明の選び方
- 北欧風の照明選びは、置く場所の種類と光量がポイント
北欧風の照明の特徴
北欧は、冬の寒さも厳しい地域です。そのため、家の中で過ごす時間が長いので、お部屋を居心地良い空間に整えることを大切にしています。そうして生まれたのが北欧のインテリアであり、照明もその一つです。
日本の屋内の照明は白い蛍光灯が多く使われているのに対して、北欧の照明はやや黄味がかった、やわらかく温かみのある色合いの照明が多く使われています。北欧の照明器具は、長く暗い冬を快適に過ごす知恵が詰まっていて、よく計算された光の美しさや機能性の高さも備わっています。
では、北欧で使われる照明には、どのような特徴があるでしょうか。
すべてを照らさない
北欧では部屋全体を煌々と照らす照明よりも、目に優しく温かみがあり、ほんのりと空間を照らす照明が好まれます。お部屋全体をシーリングライト(天井に取り付ける照明器具)で一気に照らすのではなく、部分的な小さな照明を、必要な場所に合わせて必要なだけ設置し、必要な時にだけ点灯します。
日本の住宅では、一般的にシーリングライトやダウンライト(天井に埋め込んで設置する小型照明)で部屋の隅々まで照らす照明や光量が好まれる傾向があります。しかし、北欧ではエコへの意識も高く、必要な分だけあればいいという考えを持っているのです。こまめに消灯できるよう、小さな照明を使うという点で日本と違いがあります。
優しい明かり
長く暗い冬を生活するのであれば、日本人の感覚では、できるだけ明るくしたいと思う方は多いでしょう。しかし、北欧ではその暗さに抗うようなことはせず、自然のものは自然のままに楽しむことを大切にする文化を持っています。
暗さの中で、ほんのりと灯るロウソクの灯りのように、温かみのある、やわらかい光が好まれ、優しい明かりを灯すのが北欧式。LEDライトや白色光のような鮮烈な明るさではなく、周囲を優しく照らす色味の照明が、北欧らしさを演出します。
明かりを楽しむ
照明といえば、明るく照らす道具として認識している方は多いでしょう。しかし、北欧では、照明は『道具としての照明』だけではなく、『デザイン性や機能性のある照明』という概念も大切にしています。
新型コロナの流行で、日本でも注目されるようになった「快適なおうち時間の過ごし方」ですが、北欧ではずっと以前からとても大切にされていました。北欧の人々は、おうち時間をより豊かにするため、照明器具を吟味し、居心地の良い住空間を作り上げています。そんな北欧の人たちのように、明かりそのものを楽しんでみてはいかがでしょうか。
間接的に照らす
北欧では、心穏やかに過ごすための雰囲気づくりを大切にします。そういう点で、どこからか漏れてくるような間接照明の明かりは、ほっとリラックスさせてくれます。
間接照明を活用することで、リビングをほんのりと明るく照らすことができます。また、危険防止に足元を明るくするために、お部屋の隅や、動線に沿ってフットライトを配置するという手もあります。
作業時や読書などの強い明かりを必要とする際には、スタンドライトなどの手元を照らす照明を使います。
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北欧風インテリアの照明の選び方
リビングを北欧テイストでコーディネートしたいと思った時に、どのような照明を選べば、北欧風リビングになるでしょうか。北欧の照明の特徴をふまえて、照明の選び方を紹介します。
照明が必要な場所を考える
まずは、どこに照明が必要なのかを考えましょう。現在、シーリングライトがリビングに設置されている場合には、基本的にそれを使わないか、もしくは可能であれば光量を抑え気味にしましょう。併せて間接照明や部分照明を使うことも検討しましょう。
ダイニング、作業机、ソファ周り、リビングなど、それぞれ照明が必要になる場所を考えていきます。できるだけ1灯で広く照らすというよりは、それぞれのポイントを不便にならない程度に照らすことを想定します。ペンダントライト、スポットライト、スタンドライト、テーブルランプやフットライトなど、その場その場に合った種類の照明を選びましょう。
複数の照明を使う
天井から大きく明るい照明1灯で照らすということをあまりしない北欧では、お部屋の中でも必要な場所にそれぞれ合った照明を選び、複数の照明を設置する傾向があります。日本人の考えとしては、「邪魔になりそう」とか「非効率的」と感じてしまう方もいるかもしれません。しかし、北欧ではエコの観念がしっかり浸透しているため、逆に不要な部分まで照らすのはエネルギーの無駄使いと考える向きもあります。
照明器具の複数置きをするとなると、カラーや素材、形状などの統一感に悩んでしまうかもしれません。しかし、北欧インテリアは懐が深く、揃えると統一感がでやすいものとなっています。また、こまめに付けたり消したりする自由さを大切にしているので、北欧インテリアの特徴を持った照明であれば、どんなものと合わせてもその個性同士が響き合う空間になりやすいです。今日はどの照明と合わせようかな、と遊び心をもって楽しんでください。
適度な明るさに
北欧のインテリアは天然素材を基調としています。木製のものや、綿や麻のファブリックインテリアなど、自然素材で作られていることが多いです。北欧では自然を愛し、天然素材で作られるインテリアが好まれ、人工的な明るい照明では、どことなくちぐはぐな印象があります。
たとえば、キャンドルの灯りなどが一番しっくりするかもしれませんが、現代においてキャンドルの灯りで生活するのは難しい……。キャンドルの灯りに近い優しく適度な明かりの照明を選ぶといいでしょう。
温かみのある暖色の光源を
キャンドルの明かりといえば、オレンジ色の揺らめく明かりのイメージでしょう。自然素材を愛する北欧では、照明もキャンドルのような温かい暖色系の明かりを好んで使います。日本の照明規格でいうと、『電球色』がキャンドルのようなオレンジ色の明かりです。暗すぎると感じてしまう方は、電球色よりも多少白みが加わり明るい『温白色』も、黄みがかった色味の光になります。
近ごろでは、LEDライトで北欧風にする暖色系の明かりも使われるようになりました。LEDライトの色には、オレンジ色がかった暖かい「電球色」から、すがすがしくさわやかな青みがかった「昼光色」まで、大きく4種類ほどあります。それぞれ適したシーンや場所によってライトの色を選びましょう。
「アートと暮らす。」をコンセプトに国内外の写真家や画家のアート作品をデザインしたインテリア・ファッション雑貨を展開するブランドFAVORRIC(フェイバリック)。シンプルなインテリアのアクセントはもちろん、ひとつあるだけで華やぐ素敵なデザインのファブリックインテリアが豊富に取り揃えられています。日常にアートを取り入れたら、ちょっとおしゃれで個性的な日々を演出できそう。
北欧風の照明選びは、置く場所の種類と光量がポイント
北欧のインテリアといえば、天然の素材、モダンなデザイン、カラフルな色使いや柄といった、デザイン性が特徴です。その、北欧の暮らしの本質とは『自然との調和』にあります。
北欧の厳しい自然環境との調和、自然と対峙せず自然を受け入れ、その上で自身の生活を楽しみ豊かなものにする意識、その結果生み出されてきたものの1つが、北欧のインテリアです。
このような北欧の暮らし方を意識しつつ照明選びをするのが、北欧風のリビング照明を選ぶポイントでしょう。
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北欧インテリア
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