FAVORRIC編集者
2024-06-28
アート×瀬戸内海の絶景!地中美術館の魅力を紹介します
地中美術館とは、香川県の瀬戸内海に浮かぶ直島にある美術館です。
美術館の大半が地下に埋めて建設されており、半地下のような雰囲気が楽しめます。
天窓からは自然光が降り注ぎ、時間や季節ごとに異なった作品の見え方や空間が楽しめるのが特徴です。
今回は、そんなアートと瀬戸内海の絶景を同時にも楽しめる『地中美術館』について、収蔵作品やカフェ&ストアの魅力をご紹介します。
知れば知るほど行きたくなる『地中美術館』の魅力を、ぜひご覧ください。
目次
- 地中美術館とは?
- 収蔵されているアーティスト
- 地中カフェ&ストア
- 地中美術館を訪れるなら予約がおすすめ
- 地中美術館へのアクセス方法
- 建物・作品・自然 すべてがアートの地中美術館
地中美術館とは?
香川県香川郡直島町にある美術館で、「自然と人間との関係を考える場所」として2004年に設立されました。
直島町は、島の美しい自然とアート作品が共存する「現代アートの町」として知られています。
【引用元】Benesse Art Site Naoshima:https://benesse-artsite.jp/art/chichu.html
『地中美術館』は、瀬戸内海を望む美しい景観を損なわないために美術館の大半が地下に埋設されています。
地上0階、地下3階と美術館にしてはとても珍しい作りです。
設計は日本を代表する建築家の安藤忠雄が担当し、コンクリート・鉄・ガラス・木を使用して一切の無駄なく地中美術館を設計しました。
日が当たっていない場所の影と時間ごとに変わる自然光の入り方で、時間・四季ごとに表情が変わり、時間を忘れて楽しめるのが特徴です。
何度足を運んでも、その瞬間の日の入り方や雲の流れ、鑑賞者の心情などによって全く違ったアートの見え方が楽しめるのです。
計算しつくされた建物のかたちと自然光によって、美術館自体が常に姿を変えるアート作品のようになっています。
【引用元】Benesse Art Site Naoshima:https://benesse-artsite.jp/art/chichu.html
【引用元】Benesse Art Site Naoshima:https://benesse-artsite.jp/art/chichu.html
収蔵作品は、クロード・モネ、ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレルの3人の作品のみに絞った展示が特徴です。
収蔵されているアーティスト
地中美術館には、クロード・モネ、ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレルの3人の作品に絞って恒久設置されています。
恒久設置とは作品の展示替えがなく、常に決まった作品が展示されることです。
その中でも収蔵作品が3人のアーティストに絞られているのはとても珍しく、地中美術館の最大の特徴のひとつです。
2004年から現在まで一度も展示作品を変えることなく、いつ訪れても同じ作品に出会うことができます。
【引用元】Benesse Art Site Naoshima:https://benesse-artsite.jp/art/chichu.html
訪れた日の天気、季節、時間、観る人の心情によって、同じ作品にもかかわらず違う表情を見せるのは、
展示作品を3人の作家に絞っている美術館ならではの楽しみ方です。
同じ作品にもかかわらず、まったく違った表情を見せる展示方法だからこそできる収蔵方法ともいえます。
クロード・モネ
クロード・モネは、フランスのパリ出身の印象派を代表する画家です。
数多くある作品の中でも代表的な『睡蓮』を題材にした作品群は、世界中で評価される有名な絵画のひとつです。
モネの展示室では、クロード・モネが晩年に手がけた「睡蓮」のシリーズ5作品を自然光のみで鑑賞できます。
展示空間との調和も考え込まれており、部屋のサイズ、デザイン、素材まですべてをモネの作品と一体にするため選定されました。
広い空間にモネの睡蓮のシリーズ5作品のみが展示されている様子は、圧巻そのものです。
空間と作品の調和をお楽しみください。
【展示作品】
- 睡蓮の池
- 睡蓮-草の茂み
- 睡蓮
- 睡蓮の池
- 睡蓮-柳の反映
【引用元】Benesse Art Site Naoshima:https://benesse-artsite.jp/art/chichu.html
ウォルター・デ・マリア
ウォルター・デ・マリアは、アメリカのカリフォルニア州オルバニー出身の彫刻家のひとりです。
ミュージカルの作曲や映画製作など、芸術の多分野で活動しました。
マリアの部屋では、ウォルター・デ・マリア本人の指示により、直径2.2mの黒い球体と27本の金箔が施された木彫のみが設置されています。
空間全体を作品と考えるマリアの作品らしく、光は天窓から差し込む自然光のみで部屋全体が時間によって劇的に表情を変えます。
光の差し込み方によって、黒い球体の輝きや金箔が施された木彫の存在感がまったく異なって見えるのです
地下にいながら、日の傾きだけではなく雲の流れまで感じられる展示空間です。
【展示作品】
- Time/Timeless/No Time
【引用元】Benesse Art Site Naoshima:https://benesse-artsite.jp/art/chichu.html
ジェームズ・タレル
ジェームズ・タレルは、アメリカのロサンゼルス出身の主に光と空間を扱うアーティストです。
知覚心理学博士号の知識を活かして、光と知覚の関係をテーマに光を知覚する人間の特性に着目しました。
そんなタレルの作品は、普段は意識しないような「光の存在」を改めて認識させる作品が多く発表されています。
タレルの部屋は、ジェームズ・タレルの代表的なシリーズのうち3作品を、初期から現代まで年代を追って楽しめる展示です。
また、毎週金曜日と土曜日の閉館後には、「オープンスカイ」にてナイトプログラムが開催されます。
日没に合わせて、タレルの作品を45分間鑑賞できる特別プログラムです。
【展示作品】
- アフラム、ペール・ブルー
- オープン・フィールド
- オープン・スカイ
【引用元】Benesse Art Site Naoshima:https://benesse-artsite.jp/art/chichu.html
地中カフェ&ストア
地中美術館内には美術館の来館者のみ利用できる、ミュージアムカフェとストアも併設されています。
【地中カフェ】
地中海カフェは、屋外スペースも設けられた瀬戸内海を一望できるミュージアムカフェです。
大きな窓が設置され、鑑賞した作品の感想を広大な景色を眺めながら振り返れる空間になっています。
瀬戸内の食材を使用したプレートやオープンサンド、スイーツ、ドリンクなどが楽しめます。
予約時間よりも後にしか利用できないこと、季節ごとに営業時間が異なるなどの制限があるので、注意が必要です。
来館時にカフェの利用を考えている場合は、チケットを予約する前に念のため営業時間なども確認しておくのがおすすめです。
地中美術館に来た思い出に、瀬戸内の恵みを味わってみてはいかがですか?
【引用元】Benesse Art Site Naoshima:https://benesse-artsite.jp/art/chichu.html
【引用元】Benesse Art Site Naoshima:https://benesse-artsite.jp/art/chichu.html
【地中ストア】
地中ストアは、「地中美術館で体感した感覚を、日常生活でも再認識できる商品を提供する場所」をテーマにグッズを販売しています。
展示された3人の作家に関する書籍やグッズ、地中美術館オリジナル商品が購入できます。
地中美術館を訪れた思い出が薄れないように、ポストカードやステーショナリーはいかがですか?
家族や友人へのお土産としてもおすすめです。
最後に、地中カフェと地中ストアは、美術館の予約時間前には利用ができないので、予め念頭に置いてスケジュールを組み立てましょう。
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地中美術館を訪れるなら予約がおすすめ
地中美術館を訪れる際は、事前の予約がおすすめです。
地中美術館では、島内の混雑と入館の待ち時間緩和のため、同一時間に入館できる人数を8人までと定めています。
そのため、予約なしで行った場合はすぐに入館できない可能性があります。
美術館までのアクセス時間や旅行の計画も立てやすくなるため、事前予約がおすすめです。
9人以上の団体客の場合は、時間を分けての購入が可能です。
地中美術館オンラインチケット予約サイト: 地中美術館 オンラインチケット
【引用元】Benesse Art Site Naoshima:https://benesse-artsite.jp/story/20211207-2198.html
地中美術館へのアクセス方法
地中美術館までは、フェリーやバスを乗り継いでアクセスできます。
- 高松港または宇野港から宮浦港へフェリーで移動する
- 宮浦港から町営バス乗車(宮之浦エリア)
- 約16分乗車後「つつじ荘」で下車(ベネッセハウス周辺)
- つつじ荘から地中美術館までベネッセアートサイトのシャトルバス乗車
- 終点「地中美術館チケットセンター」
フェリーの乗船やバスの乗り継ぎがあるため、事前に購入したチケットの予約時間に合わせて、余裕を持った予定を立てましょう。
建物・作品・自然 すべてがアートの地中美術館
ここまで、『地中美術館』の魅力を紹介しました。
安藤忠雄が設計した建物自体がアート作品として確立し、暗闇と光や素材すべてが作品を際立たせています。
作品一つ一つの展示にも緻密な計算が施され、時間や季節、天気まですべてがその一瞬のアート作品として存在するのです。
あなたもぜひ、美術館そのものが魅力であふれている『地中美術館』に訪れてみてはいかがですか?
【引用元】Benesse Art Site Naoshima:https://benesse-artsite.jp/story/20211207-2198.html
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