FAVORRIC編集者
2024-08-21
ウールとは?毛や綿との違いから洗濯・保管方法まで徹底的に解説します!
秋や冬に大活躍のウール素材。
ウール素材を知っていても、実際にどんな特徴があるのか、毛や綿との違いなどを知らない人は多いのではないでしょうか。
そこで、今回はウールについて毛や綿との違いや洗濯・保管方法などを徹底的に解説します!
ウール素材の保管に困っていた人、ウール素材をよく知らずに手にできなかった人まで、『ウール』のことがよくわかる記事になっています。
ぜひ、この記事を参考にウールの特徴を知って身近に感じてください!
目次
- ウールとはどんな素材?
- ウールの特徴
- ウール素材の洗濯方法
- ウールを虫食いやカビから守る保管方法
- ウールの特徴を理解すれば大切に長持ちさせられる!
ウールとはどんな素材?
ウールとは、一般的に羊の毛から作られた天然繊維のことを指します。
ニット製品やセーター、マフラーなどによく使用されており、保温性が高いことで知られているため、秋冬の衣類に使用されているイメージが強い人もいるでしょう。
羊からとれる毛を使用した天然繊維のため、加工に手間がかかり高価なものが多くなっています。
ウール素材は毛や綿と混同されやすく、違いをはっきりと説明できる人は少ないでしょう。
そこで、まずはウールと毛・綿の違いを解説します。
ウールと毛の違い
ウールは、主に羊の毛を原料として作られる天然繊維のことを指します。
それに対して、『毛』とは羊を含む他の動物の毛も混ざった素材のことです。
アンゴラやカシミア、アルパカなどの毛も『ウール』と呼ばれることがありますが、衣類表示では羊毛以外は個別の原料で表示されることがほとんどです。
そのため、衣類表示で『ウール』と記載されているモノは羊の毛、『毛』と記載されているモノはほかの毛も混じった天然繊維だと考えてよいでしょう。
アンゴラやカシミア、アルパカなど、ウール以外の毛にもそれぞれの特徴があります。
ウールと綿の違い
ウールが羊の毛を使った動物繊維なのに対し、綿(コットン)は綿花から作った植物繊維のことです。
羊毛にはシープ種、アルパカ種、メリノ種などの種類がありますが、綿(コットン)の原料はワタのみです。
どちらも『天然繊維』に分類されますが、動物由来か植物由来かが大きく異なります。
ウールは秋冬のイメージが強いのに対して、綿はオールシーズンで使用されています。
ウールの特徴
ウールは羊の毛から作られる天然素材で、防寒性に優れニットやセーターなどに重宝されています。
- 保湿性が高く暖かい
- 吸湿性に優れている
- シワになりにくく型崩れしにくい
- 汚れが付きにくい
染色しやすく色落ちもしづらいため、さまざまな色の毛糸が作りやすいのも特徴です。
そのため、おしゃれなニット製品も数多く作られています。
もこもこで弾力のある質感でやさしく体を包み込んでくれるため、冬の寒さを忘れて快適に過ごせるはずです。
保温性が高く暖かい
羊の毛は『クリンプ』と呼ばれる縮れによって繊維同士が複雑に絡み合っているため、その間に空気がとどまることで保温性が高くなっています。
もこもこの肌触りも相まって、ウールは暖かく寒さから守ってくれる素材として重宝されています。
吸湿性に優れている
ウールの吸湿性は、綿(コットン)の2倍もあると言われています。
冬場はとても寒い外に対して、室内は暖房によってとても暖かいことがよくありますよね。
そんなとき、ウールであれば汗をかいても蒸れにくく、体温を奪うことなく発散してくれます。
シワになりにくく型崩れしにくい
ウールは高い弾力性や反発性から、シワになりにくく型崩れもしにくい素材です。
もしシワになってしまっても、スチームをあてられるため、蒸気を含ませればすぐにもとの形に戻ってくれます。
汚れが付きにくい
ウールは撥水性にも優れ、雨や水で濡れてしまっても拭き取れるため、汚れがつきにくいのも特徴です。
また、静電気も起こりづらい素材でチリやほこりを寄せつけないため、目立ったほこりもつかずほこり取りなどの手間がかかりません。
冬は静電気が起きやすい季節ですが、ウール素材を身に付けていれば静電気の心配もなく快適に過ごせます。
毛布のお洗濯方法。洗濯機、手洗いでの洗い方から干し方まで解説します
ウール素材の洗濯方法
続いては、ウール素材の洗濯方法を紹介します。
- 手洗いの場合
- 洗濯機の場合
- 干し方
ただし、ウール素材は水洗いできないモノも多いため、事前に洗濯表示を確認することが大切です。
手洗いの場合
ウール素材を手洗いする際は、水温に注意しましょう。
洗濯表示に適温が表示されている場合は、その温度を守って手洗いします。
もし記載されていない場合は、以下の点に注意して洗う必要があります。
- 水を使用するとウールがフェルト化する可能性がある
- 39度以上のお湯を使うと縮む可能性がある
- こすり洗いをすると毛玉ができてしまう
洗剤はウール用洗剤か中性洗剤を使用しましょう。
【手洗い方法】
- 30℃前後のぬるま湯を洗面器や湯船にため、洗剤と混ぜて洗濯液を作る
- こすらないようにやさしく押し洗いする
- ぬるま湯で十分にすすぐ
洗濯機の場合
洗濯機でウールを洗う場合は、生地への負担が少ない『ドライコース』や『ソフトコース』がおすすめです。
洗剤はウール用洗剤か中性洗剤を使用しましょう。
脱水しすぎると縮んだり生地が傷んだりする原因になるため、注意が必要です。
【洗濯機での洗濯方法】
- ウールの服を綺麗にたたんだ状態でネットに入れる
- 『ドライコース』か『ソフトコース』で選択する
- かならずウール用洗剤か中性洗剤を使う
干し方
ウール素材の服を干すときは、必ず襟や袖を整えて平干ししましょう。
ウールは伸縮性にも優れているため、ハンガーなどにつるしてしまうとその部分が伸びてしまいます。
伸びてしまった部分を元に戻すのはむずかしいので、必ず平干しで乾かします。
洗濯が終わったら洗濯機で30秒程度脱水するか、乾いたバスタオルなどで水分をとると、干す時間を短縮できます。
干す場所は日陰で風通しのいい場所がおすすめです。
ウールは熱に弱いため、乾燥機を使用したり日向に干したりするのは厳禁です。
ウールを虫食いやカビから守る保管方法
ウール素材は虫食いやカビが発生しやすいため、収納する前に対策する必要があります。
服に食べこぼしや汚れが付いたままで収納すると、虫食いの原因になります。
また、吸湿性に優れるため、湿度が高い場所で保管するとカビが発生してしまいます。
ウール素材の服を収納する前には、虫食いの原因になる食べこぼしを落とすために必ず晴れた日に洗濯をし、よく乾かすようにしましょう。
害虫やカビは5月のGWよりも後に発生しやすいため、それよりも前に衣替えを済ませると安心です。
収納するときは通気性の良いカバーをかけるか、除湿剤と一緒に収納しましょう。
防虫剤も入れておけば、虫食いとカビのどちらも対策ができます。
ウール素材を保管するのは少し面倒に感じるかもしれませんが、きちんと保管すれば長く使用できる素材なので、大切な服を守るために対策していきましょう。
ウールの特徴を理解すれば大切に長持ちさせられる!
この記事では、ウールの特徴や毛と綿との違い、洗濯方法などを解説しました。
ウールは羊からとれる毛を使った天然素材で、保温性や吸湿性に優れるため肌触りがよく暖かいのが特徴です。
ニットやセーター、マフラーなど秋冬の衣類に重宝され、しっかりと特徴を理解して保管すれば長持ちさせられます。
日ごろからブラッシングしたりアイロンのスチームをあてたりすれば、ほこりもつかずにおいも取れるため、虫食いやカビを事前に予防できます。
ウール素材のモノを大切に長持ちさせるためにも、特徴を理解して正しい洗濯方法と保管方法を守りましょう。
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