FAVORRIC編集者
2024-06-25
モダンデザインのアイコンでもあるバルセロナチェアとは?20世紀で最も有名な椅子について解説します!

モダンデザインの傑作と言われる《バルセロナチェア》
インテリア雑誌をはじめ、施設の共用部やおしゃれな店舗で、実物を目にしたことのある方も多いのではないでしょうか。
今回は、バルセロナチェアの歴史をはじめ、世界的に愛されるデザインの特徴について解説します。
憧れのバルセロナチェアをインテリアに取り入れたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
- バルセロナチェアとは?
- バルセロナチェアの特徴
- オリジナルのバルセロナチェアは今も買える?
- バルセロナチェアのリプロダクト品とは?
- バルセロナチェアの美しいデザインを体感しよう
バルセロナチェアとは?

バルセロナチェアとは、近代建築の三大巨匠のひとりである、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエによってデザインされた椅子です。
バルセロナチェアの誕生は1929年。
ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエは、バルセロナ万博のドイツ館である《バルセロナ・パビリオン》の設計を担当します。
ドイツ館には、スペインの国王であるアルフォンソ13世夫妻が来館することとなっており、国王夫妻の臨席用に、バルセロナチェアをデザインしました。
王族の権威にふさわしい椅子を作るにあたり、ローマ時代の権力者が使っていたX字の脚をもつ椅子と、近代的なデザインを融合。
現在の玉座としてバルセロナチェアを設計したと言われています。
無駄のない洗練されたデザインと座り心地を両立した椅子は、モダンデザインの傑作として評価され、ニューヨーク近代美術館の永久コレクションとして収蔵されています。
バルセロナチェアの特徴

バルセロナチェアは、【デザイン性・上質な素材・職人技の品質】の3つのポイントにこだわりをもって作られたデザインです。
ここでは、バルセロナチェアの特徴について解説します。

無駄のない機能的なデザイン
ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエは「Less is more/少ないことは、豊かである」という言葉を残しています。
これは、無駄のないシンプルなデザインを追求し、本当に必要な物だけを絞り込むことで、豊かな空間が生まれる。という彼の信念です。
最小限の要素で構成されたバルセロナチェアは《Less is more》を見事に体現。
当時、曲線的でデコラティブな様式がまだ残っていた時代に、洗練されたデザインを登場させ、デザイン界に新たな革新をおこしました。
バルセロナチェアは、シンプルなデザインなだけでなく、体を支える椅子としての機能も非常に長けています。
座面と背もたれは、やや傾斜しており、身体を面で支える構造が特徴です。
腰に負担がかかりにくくいため、リラックスした姿勢をキープできるようになっています。
さらに座り姿勢の美しさまで想定されているのも魅力の一つ。
沈み込みの少ない程よい厚みのクッションにすることで、姿勢が崩れず品のある佇まいを感じられます。
「人の暮らしに本当に役に立つ機能を備えることこそ、デザインにとって価値がある」という考えのもと、緻密に考え抜かれてデザインされているのです。
どこから見ても美しいフォルム
バルセロナチェアは360度、どの角度から見ても美しいデザインである所が魅力です。
ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエの名言の中に「God is in the detail/神は細部に宿る」という言葉があります。
これは《細かいところにまでこだわって作られたものこそ、作品の本質を決める》
という彼のモノづくりに対する考えです。
バルセロナチェアはこの言葉の通り、一見シンプルでありながらディティールに妥協を一切感じられません。
最も目を引くのが、流れるように美しい曲線的なフレームです。
筒状ではなく平たい形状のフレームにすることで、浮遊感や繊細さを表現。
さらにスチール部分は、溶接した後に職人の手で丁寧に磨き上げ、彫刻のような滑らかなフォルムに仕上げられています。
また、クッションをサポートするレザーのストラップをあえて見せて、シャープなラインを強調し後ろ姿の美しさを引き立てているのが特徴です。
このように、バルセロナチェアは一つ一つのパーツにこだわることで、芸術品的な仕上がりを完成させています。
こだわりの素材と品質
バルセロナチェアはフレーム部分と張地の素材にも、こだわって作られています。
発表当時はスチールのフレームで作られていましたが、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエは溶接部分のビスがむき出しになってしまう所が気になっていました。
そこでKnoll社の代表であるハンス・ノルに相談したところ、当時では大変高価なステンレスを提案。
knoll社は研究を重ね、ステンレスフレームの溶接後に研磨を行い、継ぎ目のない仕上がりを実現しました。
他社には再現できない高い技術力で、素材の特性を最大限に活かしたからこそ、完璧な形として作り上げられた作品です。
革にはベネチアレザーとシボ加工を施した本革を採用し、現在では好みに合わせて選べます。
ベネチアレザーはつるっとした滑らかな肌触りが特徴。
丁寧に染色されているため、革本来の美しさが引き立ちます。
使用していくうちに経年変化が楽しめるので、長く愛用するほど味が出てくるでしょう。
シボ加工を施した革は、ベネチアレザーと比較して丈夫な点がメリットです。
表面に凸凹としたシボ加工を施すことで、傷や汚れが目立ちにくくなっています。
また、座面と背もたれに付けられたボタンは、意匠的な意味だけではありません。
座ることで必ずできる座りジワや、革の伸びなどを最小限に抑えて、長く美しい状態を維持してくれます。

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オリジナルのバルセロナチェアは今も買える?

バルセロナチェアは、製造権を持っているKnoll社にて現在でも生産・販売されています。
Knoll社は1947年からバルセロナチェアの生産に携わり、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエが満足するまで研究開発を続け、完成に導きました。
1953年にバルセロナチェアの製造権はKnoll社に譲渡され、以降Knoll社は、バルセロナチェアを会社の象徴として大切に守り抜くと決め、正しい製法と品質を維持しながら現在も生産し続けています。
Knoll社であれば、本物の品質を体感できるのはもちろんのこと、アフターサービスや保証もしっかりしているため安心です。
一生物として使える高価な家具だからこそ、メンテナンスや修理の対応ができる正規店で購入しましょう。
バルセロナチェアのリプロダクト品とは?

リプロダクト品とは、意匠権の切れたデザインを再現して作った模倣品のことです。
一見正規品と同じように見えますが、作られる工場だけでなく、使用する素材や長年培ってきた技術などは全く異なるため、ディティールは格段に劣ります。
リプロダクト品が正規品よりも安価で手に入るのも、デザインへのこだわりや質の違いに現れていると言えるでしょう。
しかし、類似品が多く出回っている現在では、中には知らずに購入してしまうケースもあるため注意が必要です。
粗悪なリプロダクト品はすぐに破損するなどのトラブルも多く、正規品の価値を下げてしまう原因に繋がります。
バルセロナチェアは、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエのこだわり抜いたデザインを、knoll社の技術力で作り上げた《作品》です。
作り手の想いやストーリーという本来の価値は、簡単に再現できるものではありません。
そのため事前に正規品であることを確認して、安易にリプロダクト品を購入しないようにしましょう。
バルセロナチェアの美しいデザインを体感しよう
バルセロナチェアは、1929年に発表されてから、現在でも人気の高いデザインです。
洗練されたフォルムは一切廃れることなく、モダンデザインの象徴として評価され続けています。
シンプルで無駄のないデザインはさまざまなインテリアとも調和し、空間に高級感と気品を与えてくれるでしょう。
ぜひ、モダンデザインの最高傑作と言われるバルセロナチェアを、インテリアに取り入れてみてはいかがでしょうか。

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バルセロナチェア
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