FAVORRIC編集者
2024-04-29
お中元っていつ贈るの?時期や相場、贈る際のマナーまで丁寧に解説します
お世話になった方に送る《お中元》
しかし、いつ送るのか?相場はどれくらいなのか?など分からないことも多いのではないでしょうか。
今回はお中元を贈る時期や基本的なマナーについて解説します。
感謝の気持ちを込めてお中元を贈りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
- お中元とは
- お中元の時期はいつからいつまで?
- お中元を贈る相手
- お中元のマナー
- FAVORRICのアイテムでお世話になったあの人に特別な感謝を
お中元とは
お中元とは、日ごろお世話になっている方に向けて、半年の感謝を伝える贈り物のことです。
お中元の起源は、中国古来の道教にある《三元》という天神を祭る日から伝わったとされています。
三元とは上元の1月15日、中元の7月15日、下元の10月15日にお祝いをする風習のこと。
中でも中元である7月15日は懺悔の日とされ、1日中火を焚いて神様を祭っていたとされます。
その後、同じ日に先祖を供養する《盂蘭盆会(うらぼんえ)》という行事を催すようになりました。
日本へは道教を通じて盂蘭盆会が伝えられ、お盆の行事として定着
江戸時代になると、商い先などのお世話になった人に贈り物をするようになり、この風習を中元と呼ぶようになりました。
現在のお中元には「半年間お世話になりました」という意味や「暑い時期の体調を気づかう」という意味合いがあります。
日ごろお世話になっている方への感謝の気持ちを込めて贈り物をすることで、交流を深められる大切な風習です。
お中元の時期はいつからいつまで?
お中元を贈る時期は、地域によって異なります。
送る方の住んでいる地域に合わせて、適切な時期に贈るようにしてください。
地域 | お中元の時期 |
---|---|
関東・東北 | 関東では7月1日~7月15日までに贈るのが一般的です。 しかし、首都圏では6月下旬ごろから贈る方も増えてきています。 |
北陸 | 北陸の中でもお中元を贈る時期に差があるのが特徴です。 新潟県や石川県の金沢市では、7月1日~7月15日が一般的。 富山県や石川県の能登町あたりでは7月15日~8月15日の間に贈ることが多くなっています。 |
北海道・東海・関西・中国・四国 | 北海道・東海・関西・中国・四国では、7月15~8月15日と期間が長く設定されています。 しかし、関西方面では、お中元の時期が早まってきている傾向があるため、7月15日~7月末までに贈ると良いでしょう。 |
九州 | 九州のお中元は8月1日~8月15日と、全国の中で最も遅い時期です。 残暑祝いと時期が重なりますが、九州の場合はお中元として贈って問題ありません。 |
沖縄 | 沖縄のお中元は7月13日~7月15日の3日間と最も期間が短くなります。 沖縄では7月14日にお中元をもって親族を訪れる風習があるため、旧暦のお盆にあたる7月15日までには贈るようにしましょう。 |
お中元を贈る相手
お中元を贈る相手に決まりはありません。
日ごろお世話になっている方や、感謝を伝えたい方に贈ると良いでしょう。
お中元を贈る相手は下記のような関係性が一般的です。
・両親
・親戚
・上司
・取引先
・先生
・友人
など、
今まで関わってきた方全てに贈ることは難しいため、過去お世話になったけれどご無沙汰している方や、礼を尽くしたい方などに贈るのがおすすめです。
お中元の相場はいくらぐらい?
お中元の相場は3,000円~5,000円程度が一般的です。
しかし、価格は贈る相手や関係性によっても変化します。
金額次第で失礼にあたる可能性があるため、贈る相手別の相場を確認してから購入しましょう。
親戚(両親・義実家・兄弟)
関係性の近い親戚の場合は、3,000円~5,000円程度が相場とされています。
頻繁に顔を合わせる深い関係性なら3,000円程度、遠方でなかなか会う機会がない場合は5,000円程度といったように金額を分けるのも一つの方法です。
友人・知人
友人や知人へ送るお中元は3,000円程度が一般的です。
あまり高価なものを贈ると気を遣わせてしまうため、価格帯を抑えたギフトが適しています。
上司
会社の上司へ送るお中元の価格は5,000円程度が良いでしょう。
会社によっては贈り物の規則がある場合もあるため、贈る前に確認しておくと安心です。
取引先・税理士・弁護士
仕事の取引先や顧問税理士・弁護士などにお中元を贈る場合は5,000程度が相場です。
ただし、取引先によっては賄賂の誤解を防ぐためにお中元やお歳暮を禁止している場合があるため、あらかじめ確認してから贈るようにしましょう。
また公務員や議員は物品の贈与が禁止されていますので、贈らないように気を付けてください。
お中元のマナー
感謝の気持ちを伝えるお中元ですが、マナーを知らないとお相手に不快な思いをさせてしまうかもしれません。
ここではお中元の基本のマナーについて解説します。
お中元とお歳暮は両方送る必要がある?
お中元とお歳暮はどちらも贈る方が一般的ですが、片方だけ贈ってもマナー違反になるわけではありません。
贈りたい方が多い場合は、費用や手配をする手間などの負担が大きくなることもあるでしょう。
毎年贈るお中元やお歳暮は、極力負担を少なくすることで、長く送り続けられます。
どちらか片方だけにする場合は、お歳暮を贈るようにしてください。
お歳暮は1年の感謝を込めて贈る物なので、年の半ばで贈るお中元よりも適しています。
お中元とお歳暮は両方送る必要がある?
お中元やお歳暮は、毎年贈るのがマナーです。
年によって送ったり贈らなかったりすることは、マナー違反になるので注意しましょう。
しかし関係性が疎遠になった方や、感謝の気持ちを伝えきったと感じるなら、やめることも可能です。
ただし、お中元とお歳暮を毎年贈っていたのに、両方突然やめると相手の方に心配をかけてしまうため、徐々にやめるようにしてください。
まずお中元をやめてお歳暮だけ贈り、翌年以降にお歳暮を年末の挨拶状に変えるなどがおすすめです。
徐々にやめていくことで突然縁を切られたと思わせることもなく、失礼になりません。
もし、1度のみ感謝の気持ちを伝えたい場合は、お中元やお歳暮ではなく、お礼という形で贈るようにしてください。
喪中の場合は?
どちらが喪中かによって、お中元に対する考え方が変わってきます。
お中元を贈る際は、相手への気づかいを意識するようにしてください。
相手が喪中の場合
喪中の家庭にお中元を贈ること自体はマナー違反になりませんが、時期や熨斗などには配慮が必要です。
故人が亡くなってから四十九日を過ぎていない場合は、気持ちの整理がついていなかったり、慌ただしく過ごしていたりする可能性が高くなります。
そのため、四十九日を過ぎてから《暑中御見舞》や《残暑御見舞》として贈るのが最適です。
また喪中の方にお中元を贈る最は、のし紙に気を配りましょう。
熨斗のついた紅白の水引は避け、無地のシンプルな紙に「お中元」と記載するのみにしてください。
自分が喪中の場合
自分が喪中であってもお中元を贈ることに問題はありません。
熨斗と紅白の水引が印刷されたのし紙は避けて、無地の紙に「お中元」を記載して贈ってください。
故人が亡くなって四十九日を過ぎていない場合は、お相手に気を遣わせてしまう可能性があります。
無理に送ろうとせず、四十九日を過ぎてから《暑中御見舞》や《残暑御見舞》として贈るようにしましょう。
万が一、忌明け前にお中元をいただいた場合は、お礼状を先に送るのがおすすめです。
のし紙をつけて贈る
熨斗とは慶事の贈答品に付けられる飾りのことで、熨斗と水引が印刷された紙を《のし紙》といいます。
お中元やお歳暮を贈る際はどちらかが喪中でない限り、のし紙を品物にかけて渡しましょう。
のし紙に印刷する水引は、蝶結びのタイプを選びます。
蝶結びは結び直すことができるため、何度も繰り返しても喜ばしいお祝い事などに使われる水引です。
そのためお中元やお歳暮といった慶事の贈り物には、蝶結びの水引を使用してください。
また熨斗には、《内のし》と《外のし》の2種類の掛け方があります。
内のしは、品物の化粧箱にのし紙をかけてから包装をしたもの。
外のしは、包装をした上からのし紙をかけたものです。
配送でお中元を送る場合は、内のしが基本です。
輸送中にのし紙が破れてしまったり汚れたりする心配がなく、お相手が開封するまで綺麗な状態で送れます。
手渡しでお渡しする場合は外のしにすると、気持ちが伝わりやすくなるでしょう。
FAVORRICのアイテムでお世話になったあの人に特別な感謝を
お中元はお世話になった方に半年の感謝を伝える大切な風習です。
マナーをおさえて贈り物をすれば、お互いに気持ちのよい関係性を築けるのではないでしょうか。
FAVORRICにもお中元にピッタリのアイテムを豊富に取り揃えています。
ぜひお相手の好みにあうアイテムで、特別な感謝を伝えてみてください。
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FAVORRIC編集者
Tags
インテリア
陶器
お中元
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