クッションの選び方|素材・形・生地・用途別に快適な空間を作るコツ
クッションは座り心地に加え、素材の感触やインテリアのアクセントとしても楽しめるアイテムです。
さまざまな素材や形状が展開されており、何を基準に選べばいいか迷う方もいるでしょう。
本記事では、素材、形、用途、生地別にそれぞれの特徴を踏まえ、クッションの選び方のポイントを解説します。

クッションを使ったインテリアの魅力

ここではクッションの中材に使用される素材別に、それぞれの特徴と使い心地の違いを解説します。
- ①:ポリエステル|軽くてお手入れしやすい万能素材
- ②:高反発ウレタン|しっかり支える硬めのクッション
- ③:低反発ウレタン|体圧を分散し、包み込むような柔らかさ
- ④:ビーズ|体にフィットしやすいリラックス素材
- ⑤:フェザー|高級感があり、ふんわりとした座り心地
①:ポリエステル|軽くてお手入れしやすい万能素材
ポリエステルは、クッションや枕、ぬいぐるみなど多くの製品に使用される人気の素材です。ポリエステルは、以下のような特徴があります。
- 軽量で耐久性がある
- 通気性があり蒸れにくい
- 丸洗い可能なものが多い
軽量で通気性が高く、柔らかい使い心地が特徴です。
通気性が高くお手入れしやすいほか、ふんわりと心地のよい素材なのでさまざまな場面で使いやすく、日常使いしたい方におすすめです。
また、価格帯も比較的購入しやすいレンジで、気軽に買い替えられる点もメリットです。
丸洗い可能なものが多いため、お子さまがいる家庭でも安心して使用できます。

②:高反発ウレタン|しっかり支える硬めのクッション
高反発ウレタンはウレタン樹脂を発泡させた合成素材で、以下のような特徴があります。
- 高い反発力がある
- 体圧分散性に優れている
- 耐久性が高くへたりにくい
高反発ウレタンは細かい気泡によって形成される素材です。
クッションに体重がかかるとしっかりと反発して体圧が分散されるため、腰や肩への負担を軽減できます。
そのため、長時間座ることが多い在宅ワークの方におすすめです。
ただし、硬めの素材なので体重が軽い方や小柄な方は十分に沈み込まず、やや物足りなさを感じるかもしれません。
③:低反発ウレタン|体圧を分散し、包み込むような柔らかさ
低反発ウレタンは弾性が低く、粘性が高くなるように加工された素材です。以下のような特徴が挙げられます。
- しっとりとした柔らかさ
- ゆっくり沈み込み身体を支える
低反発ウレタンはしっとりとした柔らかい感触が特徴で、体重がかかるとゆっくり沈み込みます。
座面や背もたれに使うと無理なく自然な姿勢を保てるため、デスクワークなど長時間座り続ける場面が多い方におすすめです。
しかし、沈み込みが深く、同じ姿勢が続くと疲れやすくなるため注意が必要です。
洗濯ができない素材なので、取り替え可能なカバーを用意しておくと衛生的に使用できます。
④:ビーズ|身体にフィットしやすいリラックス素材
ビーズクッションの中材には、発泡ポリスチレン製のマイクロビーズやパウダービーズを使用しています。
ビーズには、次のような特徴があります。
- 身体の形にフィットする
- 軽量で持ち運びしやすい
ビーズクッションは細かなビーズが身体をすっぽり包み込み、リラックスできる素材です。
軽量で持ち運びがしやすいため、リビングや寝室などさまざまな場所でくつろぎたい方におすすめです。
ただし、ビーズは圧力によりつぶれやすくへたりやすい点がデメリットです。
中身を補充できるタイプなら新品のように復活させて、元の弾力を維持できるでしょう。
⑤:フェザー|高級感があり、ふんわりとした座り心地
フェザーは、主に水鳥(アヒル、ガチョウ)から採取される羽で、以下のような特徴があります。
- 軽量で弾力性がある
- 柔らかく身体を優しく包み込む
フェザークッションはふんわりとした弾力性があり、ソファやベッドに置くと高級感のある雰囲気を演出できます。
そのため、ラグジュアリーな空間作りを好む方や来客時のおもてなしアイテムとしてもおすすめです。
ただし、天然素材であるため型崩れしやすく、中の羽が出てくることもあります。
へたりが気になる場合は、空気を含ませるように軽く叩くと元の形を保ちやすくなります。
【形状別】使いやすいデザインからクッションを選ぶ

クッションは形状に注目して選ぶと、座り心地だけでなくインテリアとしての魅力も高まります。
- ①:正方形|バランスが取りやすく、インテリアになじむ定番形
- ②:長方形|腰当てや背もたれに最適なサポートクッション
- ③:円形|フロアクッションや椅子のアクセントにぴったり
- ④:円柱形|抱き枕や足枕としても活躍
- ⑤:その他のデザインクッション|ハート形や星形で遊び心をプラス
①:正方形|バランスが取りやすく、インテリアになじむ定番形
正方形のクッションはインテリアになじむ定番型のアイテムです。
大小幅広いサイズ展開がありますが、最も一般的なのが45×45cmです。
ソファやベッド、ダイニングチェアなどさまざまな家具と合わせやすく、サイズ違いのクッションを組み合わせるとおしゃれな印象になり、インテリアにアクセントを加えられます。
FAVORRICのクッションは45×45cmの調和しやすいサイズ感です。
丁寧な縫製で仕上げられており、長く愛用できるアイテムとして人気を集めています。
どんな家具にも合わせやすいため、シンプルで洗練されたデザインを求める方やインテリアに統一感を持たせたい方におすすめです。
②:長方形|腰当てや背もたれに最適なサポートクッション
長方形のクッションは、腰当てや背もたれとして身体にフィットしやすい形状が特徴です。
ソファや椅子に座る際の姿勢をサポートし、長時間座っていても腰や背中に負担をかけません。
サイズも豊富で、50cm×30cmや60cm×40cmなどソファや椅子、ベッドなど用途に応じて選べます。
コンパクトなのでインテリアのバランスを取りやすく、リビングルームや寝室などさまざまな空間で活躍します。
長方形のクッションは、ソファでリラックスする時間が長い方や背中や腰のサポートが欲しい方におすすめです。
③:円形|フロアクッションや椅子のアクセントにぴったり
円形クッションは床に直置きできるため、座布団のように使用してリビングでゆっくりくつろぎたい方に良いでしょう。
チェアパッドとして活用すれば、椅子の雰囲気をおしゃれに演出できます。
また、円形のラグやテーブルと組み合わせると、統一感のあるインテリアに仕上がります。
おしゃれな空間づくりを目指す方や、リビングで友人とくつろぐ機会が多い方に最適です。
④:円柱形|抱き枕や足枕としても活躍
円柱形のクッションは腰に沿わせると、背中や腰回りをしっかりサポートできます。
また、足枕として使えば、むくみ対策にも役立つアイテムです。
長さのあるタイプなら抱き枕として使用でき、包み込まれるような安心感を得られます。
円柱型のクッションは、長時間座っていることが多い方や、腰や背中に負担を感じやすい方に特におすすめです。
⑤:その他のデザインクッション|ハート形や星形で遊び心をプラス
上記以外の形状では、キューブ型・星形・アニマルモチーフ・テトラポッド型・リーフ型・ドーナツ型などユニークなデザインのクッションもあります。
個性的な形状のクッションは、お部屋に可愛らしさを与えたり、空間を華やかな印象にしてくれたりするでしょう。
ガーリーなお部屋にはフェミニンなハート形、子ども部屋にはポップで元気な星形のクッションを選ぶと、遊び心をプラスできます。
FAVORRICでは、テトラポッド型のビーズクッションも人気です。個性的なフォルムがアクセントになり、おしゃれなインテリアとして活躍します。
【生地別】肌触り・季節感・扱いやすさでクッションを選ぶ

クッションカバーには、主に以下のような生地が使用されています。
- ①:肌触りのよさで選ぶならコットン生地
- ②:暑い時期は爽やかさをプラスできる接触冷感生地
- ③:秋冬の季節に温かみを演出するならファーやニット生地
- ④:高級感を演出するならレザー生地
- ⑤:長く愛用したい方はポリエステル生地
肌触りや季節感、扱いやすさをもとに、おすすめの生地を紹介します。
①:肌触りのよさで選ぶならコットン生地
コットン生地はふんわりと優しい肌触りが特徴で、季節を問わず快適に使えます。
また、洗濯可能なものが多く簡単にお手入れできるので、日常使いにもぴったりです。
洗い替え用にカバーを複数枚用意しておくと、小さなお子さまやペットがいる家庭でも安心して使用できるでしょう。
FAVORRICでは、肌触りのよいオックスコットンを使用したクッションカバーを豊富に扱っています。
アーティストによる個性あふれるデザインが魅力的で、お部屋の雰囲気をぱっと華やかにしてくれます。
②:暑い時期は爽やかさをプラスできる接触冷感生地
暑い時期には、ひんやりとした接触冷感の生地がおすすめです。
通気性の高い生地なので、枕やベッドクッションとしても活躍します。
また、涼しげなカラーを選ぶと、さらに清涼感あふれる空間を演出できます。
海や空を連想させるブルーや、爽やかなミントグリーンを取り入れれば、夏でも涼しげな快適空間が生まれます。
汗をかきやすい方などは、接触冷感生地を活用しましょう。
③:秋冬の季節に温かみを演出するならファーやニットの生地
ファーやニットはやわらかい触感が特徴で、寒い季節に温かみを演出できる生地です。
ボルドーやダークグリーンなど深みのあるカラーを選べば、落ち着きのある空間を作り出せるでしょう。
ファーやニット生地はリラックスできる空間づくりを目指している方や、季節によってお部屋の雰囲気を変えたい方にぴったりです。
④:高級感を演出するならレザー生地
レザーは独特の光沢感や質感を持ち、お部屋全体に高級感を与える生地です。
使い込むほどに風合いが増し、経年劣化を楽しめる点も魅力です。
アイボリーやブラウンのナチュラルトーンのレザークッションを配置すると、北欧風のカフェスペースとして演出できます。
お部屋の印象を変えたい方はレザー生地を取り入れてみるのはいかがでしょうか。
⑤:長く愛用したい方はポリエステル生地
ポリエステルは摩擦に強く耐久性のある生地です。
洗濯してもシワがつきにくいので、美しい状態を長期間維持できます。
また、カラーやデザインのバリエーションも豊富なので、季節や気分に合わせてインテリアにアクセントを加えられる点も魅力です。
そのため、インテリアのスタイルをよく変える方や、カラーやデザインで空間に変化を持たせたい方におすすめです。
【用途別】シーンに合わせたクッションの選び方

ここでは、用途に合わせた選び方を紹介します。
- ①:リラックスするなら、ふんわり身体を包むビーズクッション
- ②:ベッドを彩るなら、季節感のある素材
①:リラックスするなら、ふんわり身体を包むビーズクッション
リビングでリラックスするなら、ふんわり身体を包むビーズクッションがおすすめです。
軽量で手軽に移動できるので、気分に応じて配置が変えられる点もメリットです。
大きなソファを置けない狭いお部屋でもリラックス空間を演出でき、読書や映画鑑賞などくつろぎ時間を楽しめます。
FAVORRICのビーズクッションは、職人が1つ1つ制作した日本製で、丁寧な仕上がりとなっています。
体型に合わせて変化するフィットしたビーズは、心地よいリラックス空間を楽しめるのはもちろん、おしゃれなアートが部屋を華やかにしてくれるでしょう。
FAVORRICのビーズクッションはこちらからご覧ください。
②:ベッドを彩るなら、季節感のある素材
ベッドを素敵な空間に仕上げるなら、季節感のある生地のクッションカバーがおすすめです。
冬は温かみのあるウールやファー、夏は涼しげなリネンやコットン生地にするとベッドがより心地よい空間を演出します。
また、クッションの配置方法でも印象が変わります。
左右対称やアシンメトリーなど、自分らしいスタイルを楽しみましょう。
FAVORRICのクッションカバーは、最も一般的なサイズである45×45のものや、腰当てや枕がわりにも利用できる34×47とコンパクトなサイズがあります。
どちらも上質なリネンとコットンを使用しており、肌馴染みの良い素材となっています。さまざまなアーティストの写真や絵画のクッションは、インテリアとしても活躍するでしょう。
FAVORRICの45×45のクッションカバーはこちらから、34×47のサイズのクッションカバーはこちらからご覧ください。
クッションの選び方を知って快適な空間づくりを楽しもう
素材・形・生地・用途に合わせてクッションを選ぶと、ライフスタイルやインテリアに合ったクッション選びができます。
FAVORRICでは個性的なクッションカバーやユニークな形のビーズクッションなど、オリジナリティあふれるクッションが揃います。
お気に入りのクッションを見つけて、快適な空間づくりを楽しみましょう。
