FAVORRIC編集者
2024-04-29
シャビーシックインテリアとは?アンティークやヴィンテージとの違いや特徴を解説します
こなれた上品さがある《シャビーシックインテリア》
気取らないエレガントな雰囲気は、大人の女性に人気の高いスタイルです。
シャビーシックと聞くと、アンティークやヴィンテージスタイルと混同してしまいがちですが、明確に違いがあります。
今回は、シャビーシックの特徴や、インテリアの作り方のコツについて解説します。
憧れのシャビーシックインテリアに挑戦してみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
- シャビーシックインテリアとは?
- シャビーシックインテリアの特徴と構成要素
- シャビーシックインテリアを作るコツ
- シャビーシックインテリアで、味わい深い空間を表現しよう
シャビーシックインテリアとは?
シャビーシックインテリアとは、アンティークな風合いの中に、洗練された上品さや女性らしさを感じるスタイルです。
古びた・古めかしい、という意味を持つ「Shabby」と、上品・落ち着きを表す「Chic」。
真逆のように思える2つの要素を掛け合わせてコーディネートされています。
ペンキの剥がれた使用感や、傷がついた素材など、長い間大切に使い続けてきたような家具で構成されているのが最大の特長。
新品の家具にはない味わいのある空間を演出できます。
シャビーシックとアンティーク・ヴィンテージとの違いは?
シャビーシックとアンティーク、ヴィンテージは、どれも古い印象を連想させますが明確に違いがあります。
アンティーク
アンティークとは、製造から100年以上経過した家具や小物のことです。
歴史的に価値のある骨董品や美術品が対象となるため、希少性が高くなります。
インテリアで取り入れられる《アンティーク調》は、主に中世~近世ヨーロッパに広まった家具を再現してコーディネートしたものです。
ロココ様式やバロック様式の特徴である、装飾がふんだんに施された華やかなデザインで構成されています。
ヴィンテージ
ヴィンテージは、製造から100年未満の価値のある物を指します。
元々はワインに使っていた言葉で、当たり年のワインのことをヴィンテージワインと呼ぶようになりました。
その後、高品質で価値が高い年代物の製品に対して、ヴィンテージ品と区分するようになったと考えられています。
ヴィンテージスタイルのインテリアは、アンティークと比較して、よりシンプルでカジュアルな雰囲気が特徴です。
ブルックリンスタイルやミッドセンチュリーのように、製造年は古いけれども、モダン印象を与えてくれます。
シャビーシック
シャビーシックとは、アンティークやヴィンテージと違って、年代で区別されているわけではなく、テイストのひとつとして捉えられています。
系統としてはアンティーク調とフレンチモダンを融合させたようなイメージです。
アンティーク調の古びた雰囲気のデザインと、ホワイトを基調としたモダンなスタイルを掛け合わせて作られています。
色合いが明るいため、アンティーク調の重厚感がなく、親しみやすい雰囲気を演出できるのが特徴です。
シャビーシックインテリアの特徴と構成要素
シャビーシックのインテリアには、他のテイストにはない特徴があります。
ここではシャビーシックの特徴についてご紹介します。
味のある風合い
シャビーシックの空間は、使い古したような味のある空間が特徴です。
《完璧ではないからこその美しさ》を表現したスタイルは、新品にはない魅力が詰まっています。
何年も使い続けたような味わいのある家具は、居心地の良さを与えてくれるでしょう。
柔らかい印象
シャビーシックのインテリアは、アンティーク調の曲線的な家具を中心に設えます。
角のない丸みを帯びたデザインが、空間を柔らかい印象にしてくれるでしょう。
素材にはコットンやリネン、レース素材といった、天然素材の優しい質感で統一。
ギラっとした光沢感はなく、マットな質感で素朴な雰囲気を感じられます。
エレガントな大人っぽい雰囲気
シャビーシックの空間は、ホワイトと中心としたエレガントな印象です。
純白ではなく、くすんだトーンで統一することで大人な印象を与えてくれます。
柄物は多用せず、素材の質感や経年変化の表情でメリハリをつけた、こなれたスタイルが魅力です。
シャビーシックインテリアを作るコツ
シャビーシックインテリアはコツさえつかめば簡単にコーディネートが可能です。
ここではシャビーシックの作り方について解説します。
古さを感じる家具を選ぶ
シャビーシックインテリアの核となるのが、古さを感じる家具です。
インテリアのデザインは、アンティークならではの彫刻や装飾が施されたアイテムを選びましょう。
特に曲線的なシルエットはマストアイテム。
猫脚などのエレガントなデザインを取り入れてください。
また素材の質感も大切なポイントです。
基本は木を中心とした家具を使用し、温かみのある雰囲気を演出します。
さらに、塗装が剥げたような加工や、ざらっとした木の質感が分かるものがおすすめです。
淡いカラーで統一する
シャビーシックのインテリアは、白を基調とした明るい空間が特徴です。
ただし、全体を真っ白にするのではなく、グレイッシュトーンで統一すると良いでしょう。
オフホワイト・ライトグレー・トープ、などをベースに、くすんだパステルトーンのブルーやピンクを重ねていきます。
木製のアイテムは、日に焼けたような明るいグレイッシュカラーや白に塗装を施したアイテムを取り入れてください。
シャビーシックインテリアには、ブラックや濃いブラウンは使いません。
全体的に色褪せたような淡い色合いで合わせて、開放的な雰囲気に仕上げます。
天然素材を取り入れる
シャビーシックの空間には、天然素材をたっぷり取り入れて、ナチュラルな素材の質感を楽しみましょう。
空間に使うファブリックには、リネンやコットンがおすすめです。
天然繊維独特の表情が現れ、空間の雰囲気を高めてくれます。
また、レースやフリルをポイントで使用すると、女性らしいエレガントな雰囲気をプラスできるでしょう。
金属を取り入れるのも良いですが、光沢の強いものは避けるようにしてください。
マットな質感でサビのような古さを感じられると、空間に馴染みます。
小物使いで雰囲気を高める
シャビーシックの空間作りには、小物使いにもこだわりましょう。
キャンドルやドライフラワー、陶磁器製の小物入れなど、家具と同様に古さを感じられるものが適しています。
シャビーシックインテリアは家具が華やかな分、小物が少なすぎると物足りなさを与えやすいテイストです。
空間に合った小物をバランスよくスタイリングして、雰囲気を高めてください。
シャンデリアを取り入れる
シャビーシックインテリアの照明には、アンティーク調の家具にぴったり合うシャンデリアがおすすめです。
ガラスがキラッと輝くシャンデリアは、マットな空間に軽やかさを与えて、洗練された雰囲気にしてくれるでしょう。
夜はシックで大人なムードを演出し、日中は太陽の光が反射して幻想的な雰囲気を演出します。
壁紙にこだわる
シャビーシックな空間は世界観が大切です。
内装によっても印象が大きく変わるため、インテリアに合った壁紙を使うと良いでしょう。
落ち着いた印象が好みの方は、塗り壁やタイル調の壁紙がおすすめです。
シンプルでありながら、さりげないシャビー感があり、アンティーク調の家具にも良く合います。
フェミニンな雰囲気が好みの方は花柄がおすすめ。
派手すぎない大人っぽい柄を取り入れれば、シャビーシックに合った甘すぎないテイストが完成するでしょう。
また、ナチュラルな質感を演出したい方は、木目調がぴったりです。
くすんだ古材風の壁紙は、フレンチカントリーのような、ほっとする空間が完成します。
生活感をなくす
シャビーシックの空間は、生活感を極力なくすことで完成度が高まります。
特に日本語の商品ラベルは、ミスマッチな印象を与えてしまうため、見えないように保管しましょう。
蓋つきのボックスなどを活用して、見せる物と見せない物をうまく分けると綺麗にまとまります。
シャビーシックインテリアで、味わい深い空間を表現しよう
シャビーシックのインテリアは、古さと上品さを両方兼ね備えたスタイルです。
昔に作られた家具を大切に使い続けてきたような、温かみのある空間を目指しましょう。
味のある古さを演出するには、素材の質感や色合いが大切なポイントです。
経年変化を感じる古材風の質感と、色褪せしたようなグレイッシュなカラーで、使い古した味を演出できます。
さらに照明や小物、壁紙など、インテリアに合ったアイテムでコーディネートすれば、完成度の高い世界観が完成するでしょう。
ぜひ憧れのシャビーシックインテリアに挑戦してみてください。
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インテリア
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