FAVORRIC編集者
2024-04-10
お気に入りの家具のカビ対策は大丈夫?予防と対処法について解説します。
ジメジメした季節に気になるのが家具のカビ。お気に入りの家具にカビが生えて、ガッカリした経験がある人もいるのではないでしょうか。
今回は、カビが発生した場合の対処方法や、カビを発生させないための予防方法をご紹介します。お気に入りの家具を長く大切に使い続けるためにも、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
目次
- 家具のカビ対策。予防と対処法
- 家具のカビ予防方法
- 家具にカビが生えた場合の対処法
家具のカビ対策。予防と対処法
家具のカビを放置すると、カビの範囲が広がったり、収納しているものに移ったりと、被害が拡大していきます。また、被害は家具に留まらず、人体の健康に被害を与えるリスクがあるのも怖いところです。カビの特徴や対処方法を把握しておくと、カビが発生した際に正しく対応ができるため、被害を最小限に抑えることができます。
家具のカビの放置は厳禁
カビは、狭い範囲に発生したものでも、放っておくと広がっていく特徴があります。
広範囲に繁殖したカビは、自力で除去するのが大変な上、専門家に頼むと高額な費用がかかることも。さらに放置して被害が大きくなると、リフォームが必要になることもあるため、カビに気付いたら早急に対処することが大切です。
早めに除去すれば元通りに戻ることがほとんどなので、カビが生えたと落ち込まずに取り組んでくださいね。
収納しているものに移る可能性
収納家具にカビが発生した場合、中に収納しているものにカビの胞子が付着して、広がる可能性があります。
特に、洋服やバッグ、本などにカビが移ると除去をするのが困難で、処分につながることも。大切なものに移らないように、カビを見つけたらすぐに除去しましょう。
万一、移ってしまった場合は、それぞれの素材に合う方法で早急に対処して、被害を食い止める必要があります。
健康被害のリスク
カビは、家具そのものへの被害だけではなく、健康にも被害を及ぼすことが分かっています。
カビの胞子を吸い込むことで、鼻水や咳、目の痒み、発疹、息苦しさなどのアレルギー症状が出る場合があり、ひどいと肺炎などの呼吸器系に影響が出ることも。
それだけではなく、カビの維持を手助けしているマイコトキシンという物質が体内に蓄積されると、癌や腎臓障害につながることもあるため、カビが発生した際は軽く考えずに早めに対処しましょう。
家具のカビ予防方法
家具のカビを予防するには、カビの主な原因である湿気をコントロールすることが有効です。特に6~9月は、気温と湿度が高い日が続き、カビが繁殖しやすい環境が整います。湿気を溜め込まない習慣を付けて、カビ知らずの家具にしましょう。
木製家具
木製家具へのカビを予防するには、定期的に換気をして風通しを良くする必要があります。家具の隙間に空気を流すことで、湿気が滞留せず、カビが発生しにくい環境に。換気が難しい部屋であれば、除湿機やサーキュレーターの使用が最適です。
また、引き出しや扉などの開閉ができる部分は、定期的に解放して空気の入れ替えを行いましょう。中身は、詰め込まずにゆとりのある収納を心がけると、最初から湿気がこもりにくい状態を作れるのでおすすめです。家具を設置する際も、壁との間に隙間を作っておくと、カビが発生しにくい環境を作れます。
家具の設置方法や収納方法以外でカビを予防するなら、除湿剤を使用するのも一つの手です。除湿剤は、シートタイプやパックタイプ、タンクタイプと種類が豊富な上、置き型・吊り下げ型と設置方法にも違いがあるため、家具に合わせた除湿剤を選べます。家にあるもので対応するなら、収納場所に新聞紙を敷くのもおすすめ。新聞紙は吸湿性があるため、除湿剤のような効果を期待できます。
そのほか、カビの栄養であるホコリをこまめに取る習慣をつけておくのも、簡単にカビを予防するコツです。
布製家具
ソファなどの布製家具は、内部の湿気まで取り除けるように、しっかりと換気をして風通しを良くすることがカビ予防につながります。換気ができない状況であっても、除湿機やサーキュレーターを使用して積極的に空気を循環させると、湿気がこもりにくく安心です。 木製家具同様、可能であれば壁と家具の間に隙間を開けて、あらかじめ風通しを良くしておくことも大切。
また、カビは、付着したホコリや水分を栄養にして繁殖するため、布製家具のカビを予防するなら、取り外せるカバー仕様のものが良いでしょう。簡単に汚れを落とせて、しっかり乾燥できるので、カビが寄りつかない清潔な状態を保てます。
同時に、布製家具の上で飲食するのを控えたり、粘着クリーナーや掃除機などでこまめに掃除をしたりと、日頃からカビの発生原因を取り除く習慣をつけておくと、楽にカビ予防ができるのでおすすめです。その際は忘れずに、ソファに置いているクッションなどの小物も、清潔を保つように対応しましょう。
忙しい人や手軽にカビ予防をしたい人は、市販のカビ防止スプレーを使用するのも選択肢の一つです。
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家具にカビが生えた場合の対処法
カビが生えた時の対処方法は家具の素材によって異なります。カビ発生時に、迅速に対応できるよう、木製家具と布製家具、それぞれの対処法を把握しておきましょう。
木製家具
木製家具のカビを除去する方法は以下の通りです。
①濡らして固く絞った布でカビを拭き取る
②拭いた部分をしっかり乾かす
③布に消毒用エタノールを染み込ませて拭く
④完全に乾かす
ただし、エタノールはカビを死滅させる役割がある一方、素材を傷める可能性もあるため、注意が必要です。ウレタン塗装で厚く塗装された家具や無塗装の家具は、比較的傷めにくい特徴がありますが、ラッカーやオイルで塗装された木製家具は傷めやすいので頭に入れておきましょう。
また、酸素系・塩素系問わず、漂白剤も木製の素材を傷めやすい性質を持っています。どの方法で除去する場合も、家具を大きく傷めることがないよう、目立たない場所で試してから使用することが大切です。 カビを死滅させるだけではなく見た目もキレイにしたい場合は、木材専用のカビ除去スプレーを検討するのも良いかもしれません。
布製家具
布製家具のカビを除去する方法は以下の通りです。
①布に消毒用エタノールを染み込ませて拭く
②酸素系漂白剤を染み込ませた布で拭く
③水拭きと乾拭きをする
④完全に乾かす
布製家具に発生したカビは、表面のみならず、内部の手の届かないところまで繁殖する可能性があるため、気付いたらすぐに対応する必要があります。
カビの死滅だけが目的なら消毒用エタノールだけで対応できますが、見た目をキレイにするなら、上記の酸素系漂白剤を使用する方法が良いでしょう。拭く際のポイントは、ゴシゴシこすらずにポンポンと叩きながら行うこと。目立たない部分で試してから行うと、布製家具を傷めずに除去できるのでおすすめです。
最低限の手間で除去をするなら、ソファやマットレスなどの布製品に使える、市販のカビ取りスプレーを使用する方法も。手軽かつ早急にカビを除去できるため、時間が取れない忙しい人にも合っています。
家具のカビ予防・対処をして長く大切に
家具のカビ予防やカビ発生初期の対処は、方法さえ覚えてしまえば簡単に行えます。予防方法を習慣化してカビが発生しないように気をつけることはもちろん、カビが発生した後も慌てず適切に対応できるように対処方法を把握しておきましょう。本記事を参考に、お気に入りの家具を長く大切に使い続けてくださいね。
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