FAVORRIC編集者
2024-07-25
防災グッズの収納術:もしもの時に慌てない収納方法を紹介します!
地震などの天災や、大型台風や洪水などの自然災害が頻発する昨今。避難時に役立つ防災グッズへの意識が高まっています。
とはいえ、防災グッズも水や食料に始まり、なかなか嵩張るものが多い……家族の人数が増えるほど、必要な防災グッズも増えて嵩張っていきますよね。普段から使うものではないので、表に出しておくと邪魔になるし、見栄えが良くない。でも奥の方にしまってしまうと、いざという時に取り出しづらくなってしまうために、防災グッズの収納場所や収納方法は悩ましい問題です。
そんな防災グッズですが、もしもの時にも慌てず活用できる、上手な収納術を紹介します!
目次
- まずは必要な防災グッズの種類と量を把握
- 咄嗟に必要なものは防災リュックへまとめる
- 防災リュックへ入れないものの収納方法
- 自宅の生活スタイルや間取りに合わせた収納を検討
まずは必要な防災グッズの種類と量を把握
収納場所と収納方法を決める前に、まずはどのような防災グッズがあるのか、また家族の人数に合わせて適切な量とはどれくらいなのか、しっかり確認しておきましょう。いざ避難した際に、必要なものがなく、持っていたものは使わなかったとならないよう、正しい選別が必要です。家族全員に行き渡りつつ、無駄にならない量とグッズの種類を把握しておきましょう。
また、避難所に行く方がいい場合、自宅避難にした方がいい場合など、災害によって状況も変わります。様々なパターンを想定し、持ち出す防災グッズ、自宅で使う備蓄など、用途によって分けておくのもいいでしょう。
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咄嗟に必要なものは防災リュックへまとめる
災害時、急いで避難をしなければならないとなった時に、あれやそれやと必要な物を探している余裕はありません。いざという時に、大事なものを手にとって逃げればいいという環境を整えておけば、スピーディーに行動ができます。避難先で必要になるものは、あらかじめ防災リュックにまとめておき、すぐ持ち出せるように準備しておきましょう。
防災リュックへ収納するもの
日頃当たり前にあるものが得られなくなる避難時のことを考えると、あれやこれやと入れたくなってしまいます。けれども、歩きやすい道を歩けるとも限らず、できるだけ体力を削りたくない状況で、荷物が重く嵩張るのはできるだけ避けたいところでもあります。
最低限、防災リュックに収納しておくといいものを紹介していきますが、性別や年齢、体のことを考え、こちらを基準に増減を検討してください。家族で1つなどとまとめるのではなく、1人1セットで自分用のリュックを作っておくことをおすすめします。
非常食・飲料水
非常食と飲料水は必需品になります。避難直後は、避難先でしっかりした食事を確保できるか分かりません。1日分から、可能であれば2日分は入れておくといいでしょう。非常食は、昨今では乾パンの缶詰などに限らず、ドライフードや保存食も豊富になっています。ネットショップなどでも販売しているので、チェックしてみましょう。
簡易トイレ
トイレも、災害直後では普通に使える状況でない場合もあります。また、避難先にトイレがないという状況もないとは限りません。車の中で簡易泊するという方もいるでしょうし、簡易トイレは準備しておくに越したことはありません。
懐中電灯・携帯ラジオ
夜間や暗い室内などでは、災害後は電気が使えない場合が多いです。スマホにライト機能が付いていると思う方もいるかもしれませんが、スマホの充電は連絡用にできるだけ減らさないようにしておきましょう。そのために、懐中電灯は必須です。懐中電灯・携帯ラジオ・充電器などの機能が揃った手回し充電式の懐中電灯なら、スマホをできるだけ使わずに情報も得ることができるのでおすすめです。
モバイルバッテリー
避難先で、コンセントから充電できる環境が確保できるとは限りません。容量が大きめのモバイルバッテリーがあると、いざという時に慌てずに済みます。コンセントやUSBだけでなく、乾電池も使えるものなら、セットで乾電池も準備しておくことで、更に安心が得られます。
アルミシート
保温性と撥水性があるアルミシートは、地面に敷くことができますし、肩からかけて体を包むことで寒さや雨などから保護して、体温が下がることを防ぐことができます。
救急セット
絆創膏・ガーゼ・消毒液など怪我の応急処置用のほか、ロキソニンなどの市販薬もあるといいでしょう。救急セットには携帯用のハサミが入っているものを選ぶといいでしょう。応急処置の他にも、食事時など用途は様々あって、かなり役立つアイテムになります。
貴重品
お金は1000円札と小銭で、できるだけ崩して持っておくことをおすすめします。1万円などの大きい金額だと、お釣りが必要になって断られる場合があるためです。電子マネーやカードなどのキャッシュレス決済は、停電の影響などで使えないことも多いです。
現金のほか、保険証(マイナンバーカード)や免許証などの身分証もあるといいのですが、避難時とっさに手にとって逃げることができない場合もあります。コピーを取って、リュックに入れておくといいでしょう。
常備薬
普段から薬を常用している方は、予備の薬を入れておくといざという時に困ることがなく済みます。また、現在飲んでいる薬のお薬手帳のコピーも持っておくと、避難先でお医者さんにかかる時に便利です。
防災リュックの収納場所
防災リュックの置き場所で、1番おすすめなのはやはり玄関です。避難する際には、靴を履くという目的も含めて玄関を通る可能性が高いためです。とはいえ、玄関収納に入らない場合、来客に丸見えになって体裁が悪いと感じてしまう方もいるでしょう。
そういう場合には、普段生活をすることが多いリビングや寝室もおすすめです。しかし、ここで注意が必要なのは、寝室が2階だったり家の奥まったところにあったりする場合です。就寝時ならいいですが、昼間だと避難する際わざわざ寝室まで取りに行かなければならず、安全を損ないかねません。あくまで緊急時でも取り出しやすい場所を選ぶようにしましょう。
防災リュックへ入れないものの収納方法
災害の状況によっては、外に避難するよりも在宅避難の方が安全を確保できる場合があります。そういった際には、一定期間外出ができなくなる場合も想定されるため、リュックに入れない生活必需品の備蓄の確保もしておくといいでしょう。
ローリングストックを活用
ローリングストックとは、食料品や日用品を普段使うよりも多めに準備し、使った分だけ補充していくことで、常に消耗品を備蓄しておく方法のことをいいます。いざという時に必要なものがないと慌てることを防ぐことができますし、非常時に、非常食への切り替えや日用品の不足を防ぐことができ、ストレス軽減にも繋がります。
ラベルを貼ってわかりやすく
普段使うことがない防犯グッズであるだけに、いざ使うとなった時にどこに何があったか分からなくなってしまうことも多いでしょう。しかし、非常時だからこそ、探している余裕がない場合もあると思います。そういった時のために、何がどこにあるのかラベルを貼っておくことで、必要な時にすぐに見つけられるように工夫しておくといいでしょう。
重いものは台車やキャスターがあると便利
リュックに入れられなかったような大きいものや重いものでも、台車やキャスターを準備しておくことで外に持ち出すことができるようになります。家族が多い場合などには、様々なものが多めに必要になるでしょうし、台車やキャスターでの防災グッズの持ち出しを想定しておくのもいいかもしれません。
備蓄品は分散収納で収納しやすくなる
パントリーや納戸など、収納に優れた部屋があるならまとめた備蓄収納も可能ですが、なかなか備蓄分の収納を確保するのは難しいと感じる方も多いでしょう。そういう場合には、食品関係はキッチン・ダイニングに、トイレットペーパーや簡易トイレはトイレに、懐中電灯やヘルメットなどは寝室になど、分散して収納すると多いと感じる防災グッズや備蓄も収納しやすくなります。
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自宅の生活スタイルや間取りに合わせた収納を検討
防災グッズのリュックの中身や収納方法など、一般的なものは紹介できますが、あくまで『一般的』なものになります。防災グッズは非常時に必要になるものだからこそ、普段と違う環境におかれてもできる限りストレスが軽減できるように選ぶといいでしょう。
収納方法や収納場所も同様で、家の間取りで『取り出しやすい場所』は各家庭で変わります。自宅の中でも避難経路がどのようになるのか確認した上で、それぞれの収納場所を決めることをおすすめします。家族が多い家庭なら、普段から非常時にどのように行動するのか、家族間で共有しておくと冷静に対応できるようになります。
在宅避難編:本当に必要な防災グッズを紹介します!
災害時に自宅で避難生活を送る在宅避難のために、本当に必要な防災グッズを紹介します。この記事では、飲料水や食料、衛生用品、カセットコンロ、ポータブル電源など、命を守るための必需品を詳しく解説します。在宅避難の際に欠かせない備えについて知識を深め、事前に準備を整えることで、災害時に安心して過ごせるようにしましょう。
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