FAVORRIC編集者

2024-08-26

シルクとは?特徴や注意点、洗濯方法について解説します!


シルクとは

シルクは、その美しさと快適な使い心地から、古くから高級素材として愛されています。
しかし、デリケートなイメージが強く、扱いにくい印象を持っている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、シルク素材の特徴や注意点の他、洗濯方法について解説します。
お気に入りのシルクを大切に使い続けたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

  • シルクとは
  • シルクの特徴
  • シルクの注意点
  • シルクの洗濯方法
  • 上質なシルクを長く大切に使おう

シルクとは

シルクとは

シルクとは、蚕が繭を作る際に分泌する、タンパク質でできた天然繊維です。
非常に細い糸でできており、軽くて柔らかく、なめらかな手触りが魅力とされています。

シルクは、人の皮膚の成分に近いとされる、約20種類のアミノ酸が結合しているため、 肌への刺激が少ない点が特徴です。
敏感肌の方や赤ちゃんなど、デリケートな肌質の方に選ばれています。

シルクの歴史は古く、紀元前6000年にまでさかのぼります。
中国で発見された後、貴族や皇族に愛される高級素材として広まりました。
シルクは、その美しい光沢としなやかな手触りで知られ、ドレスやスカーフ、寝具など、さまざまな製品に使用されています。

シルクの特徴

シルクの特徴

シルクには、他の天然繊維とは異なった、さまざまな特徴を持っています。
ここでは、シルクの特徴について解説します。

美しい光沢

美しい光沢

シルクと言えば、高級感のある光沢が特徴です。
品のある輝きは天然シルク特有のため、人工で全く同じように作ることは難しいとされています。

印象的な光沢は、シルクの繊維に含まれるタンパク質の断面が、三角形の構造になっていることが理由です。
繊維が光を反射させて、真珠のような美しい光沢を放ちます。

なめらかな肌触り

シルクは約20種類のたんぱく質が結合してできているため、肌への親和性が高く、なめらかな肌触りを楽しめます。

また、極細の糸で作られたシルクは、肌への引っ掛かりが無くスムースな仕上がりである点も魅力のひとつ。
生地を撫でるとスルスルと指が滑り、刺激を感じません。

シルクは、肌や髪へのダメージが少ないため、枕カバーや、肌着などに使用すると、就寝中に感じる繊維の刺激から肌を守ってくれます。

シルクの機能性

吸湿性・放湿性・保温性に優れている

シルクは、機能性にも優れた天然繊維です。
湿度をコントロールする性質はコットンを上回るほど。
夏はさらっとした肌触りを維持し、冬場は肌の保湿を手助けしてくれます。

また、シルクは細い糸同士の隙間に空気の層を作り出し、高い保温性を保てる点も魅力です。
薄くて軽い生地でも、体の冷えを防げるため、冷え性の方などは、下着やインナーとして使用するのもおすすめです。

静電気が起こりにくい

シルクは、化学繊維と比較して保水量が高いので、静電気が起こりにくい素材です。
バチッとした不快な静電気を防ぐだけでなく、ほこりやダニ、花粉などの吸着を抑える効果が期待できます。
衣類を清潔に保ちたい方や、アレルギー体質の方にとっては、安心して身に着けられる繊維です。

紫外線をカットしてくれる

シルクは、約90%もの紫外線を吸収すると言われています。
紫外線が強い夏に、シルク製のスカーフや衣類を着用することで、日焼けとダメージから肌を守ってくれるでしょう。

ただし、シルクは紫外線に強い素材ではないため、長時間紫外線にさらされると、変色などが起こる可能性があるため注意が必要です。

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シルクの注意点

シルクの注意点

シルクは非常にデリケートな素材であるため、取り扱いにはいくつかの注意が必要です。
ここでは、シルクの注意点について解説します。

水に弱い

水に弱い

シルクは水に弱く、濡れると繊維が膨張し、乾燥しても元の状態に戻りにくい性質があります。
部分的に水に濡れると、シミのように跡が残る可能性があるため、取り扱いに注意してください。

雨などで濡れてしまった際は、そのまま放置せず、すぐにふき取るようにしましょう。

摩擦に弱く傷つきやすい

シルクは非常に繊細な繊維で、摩擦によって傷つきやすい素材です。
強い摩擦が加わると、細い糸が少しずつ切れて、毛羽立ちやほつれ、生地が薄くなるなどの劣化が考えられます。

シルク製品を取り扱う際は、引っかかりやすいアクセサリーや粗い素材との接触を避けるようにすると安心です。
生地表面が滑らかなシルクは、傷がつくと目立つので、大切に扱うようにしましょう。

紫外線に弱い

紫外線で変色しやすい

シルクは紫外線に弱く、長時間日光にさらされると、黄色っぽく変色する恐れがあります。

通気性が良く軽やかな素材のため、夏の着用にも適していますが、長時間紫外線にさらされるシーンでは、使用を控えるようにしましょう。
また、シルク製品を保管する際も、直射日光を避けるようにしてください。

虫に食われやすい

シルクは天然のタンパク質でできているため、虫に食われやすい素材です。
特に湿気の多い場所に保管すると、虫害のリスクが高まるため、注意してください。

保管の際は防虫剤を使用し、湿気のこもらない場所で適切に保管することが大切です。

シルクの洗濯方法

シルクの洗濯方法

シルク製品を長く美しく保つためには、正しい洗濯方法でのお手入れが重要です。
ここでは、シルクの洗濯方法についてご紹介します。

色落ちのチェック

洗濯前に生地の色落ちをチェック

シルクは色落ちしやすい素材のため、洗濯可能な表示があっても、色落ちしないか事前にチェックするようにしましょう。

【色落ちのチェック方法】
・薄めたおしゃれ着用洗剤をティッシュに付ける
・洋服の目立たない場所を洗剤のついたティッシュでトントン叩く
・ティッシュに色が移ったり、シルクの色が薄くなったりしていないかチェックする

シルクの手洗い方法

シルクの手洗い方法

シルク製の製品は、物によっては自宅で洗濯可能です。
洗濯表示をチェックして、手洗い可能な表示があることを確認してから洗濯を行いましょう。

シルク用・おしゃれ着用の洗剤を使う

シルクを洗濯する際は、必ずシルク用の洗剤か、おしゃれ着用の洗剤を使用してください。

通常の洗濯洗剤は、弱アルカリ性か中性が多く、タンパク質汚れに強いのが特徴です。
しかし、シルクは、タンパク質でできているため、洗浄力が強すぎて、劣化を早めてしまいます。

おしゃれ着用の洗剤は中性なので、シルク素材に負担をかけません。
ふんわりとした肌触りをキープして、毛玉や毛羽立ちの防止にも役立ちます。

洗濯液を作る

洗面器などに20度前後のぬるま湯を入れて、中性洗剤を溶かします。
洗剤の量は、洗剤の規定量に従って調節してください。

優しく洗う

衣類を裏返しにして、洗浄液の中に浸します。
両手でふわっと持ち、左右に泳がせるようにして、優しく振り洗いをしてください。

汚れが気になる部分は押し洗いをするか、スポンジでポンポン叩いて汚れを落とします。
この時、生地同士をこすって汚れを落とすのは避けてください。

また、シルクは長時間水に浸すと劣化を招くため、短時間で洗い終えるのがポイントです。

しっかりすすぐ

洗剤を混ぜた洗浄液を捨て、新たに20度前後のぬるま湯を入れます。

衣類は、振り洗いや押し洗いをしてすすぎましょう。
2~3回お湯を変えて、衣類に洗剤が残らないようにしっかりすすぎます。

絞らずに脱水させる

シルクは摩擦に弱いため、ぎゅっと絞って脱水するのは避けてください。
軽く水を切る程度に留め、広げたバスタオルの上に置いて水分を吸わせます。

シルクの干し方

シルクの干し方

シルク製品を干すときは、必ず平干しをしてください。
ハンガーにかけたり、洗濯ばさみを使用すると、型崩れを起こす原因に繋がります。

その他、シルクは紫外線に弱いため、直射日光のあたる場所を避けることも忘れずに。
風通しの良い日陰に干すのがポイントです。

上質なシルクを長く大切に使おう

シルクは、見た目の美しさだけでなく、上質な肌触りと、肌に優しい使い心地が魅力です。
一方、デリケートな素材のため、愛着を持ったお手入れが大切。
ひと手間かけることで、美しさを長く保てるでしょう。

ぜひ正しいメンテナンス方法を取り入れて、お気に入りのシルクを大切に使い続けてみてください。

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